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力を込めても芯が折れないシャープペンに多機能タイプが初登場。「デルガード+2C」

ゼブラは、強い力をかけても芯が折れないシャープペンと、ボールペン2色を1本で使えるようにした多機能シャープペン「デルガード+2C」を2019年1月21日より全国の文具取扱店にて発売する。価格は1,200円。

デルガードは、集中してペンに力を入れた時に芯が折れるというシャープペン最大の不満点を解決した商品。デルガード+2Cでは、デルガードと同じ仕組みを、多機能ペンの中に搭載。筆記中のあらゆる角度の強い筆圧から折れないように芯を守るという。

デルガードの仕組みは特許取得済み。紙面に対し、垂直に強い筆圧が加わると、軸に内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃し折れを防ぎ、斜めに強い筆圧が加わると、先端の金属部品が自動で出てきて芯を包み込みガード。2つの機構が、加わる力の角度や強さに合わせて自動で配分を調整して作動するという。

芯が折れないシャープペン(金属部品が出てきて芯をガード)
デルガード+2Cの仕組み

この仕組みを、ボールペン2色と一緒に使える多機能ペンに搭載するには、従来のデルガードの機構を1/26(体積比)のサイズにする必要があり、構造を一から見直し、部品の材料や加工精度を変え、2年7カ月の開発期間を経て「極小デルガードシステム」が出来上がったとしている。

シャープペンの芯径は0.5mm、ボールペンは黒、赤のエマルジョンインク、ボール径は0.7mm。軸色はレッド、ブラック、ブルー、ホワイトの4色。

ゼブラが目指したのは、デルガードのメインユーザーである大学生や社会人が使いやすいペン。大学生は、勉強でシャープペンを使う一方、履歴書や正式な書類にボールペンを使う機会が増える。社会人は、アイデアや企画を考える際に書いたり消したりできるシャープペンを使う。また、資格試験にもシャープペンで書いたりボールペンで重要箇所を色分けしたりする。デルガード+2Cは、1本でこういった様々なシーンに対応できるとしている。

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