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セコムの巡回監視ロボットが「かながわロボタウン」テラスモール湘南に参上

住商アーバン開発が運営するテラスモール湘南は、神奈川県の取り組み「かながわロボタウン」の事業の1つとして、県と共同で商業施設において活用できるロボットの開発・実証実験を行なう。

セコムの巡回監視ロボット

実証実験を行なうのは、セコムが開発した、施設内・外周を自律走行し、画像監視により施設内の巡回警備を行なうロボット。ロボットが取得した画像やセンサー情報から放置物の発見、および赤外線センサー、熱画像センサー、金属探知機で放置物の点検などができるという。実施期間は11月23日から2019年3月15日を予定。

また、デンソーが開発した施設案内アプリの実証実験を、12月下旬から2019年3月15日までの期間で実施。ビーコンとスマートフォンアプリを用いた位置情報システムにより、アプリの利用者へ、施設内目的地へのルートのナビゲーションサービスを提供する。また、トイレ等空き状況を把握できるサービスが、2019年春以降アプリに追加される予定。

施設案内アプリのイメージ

11月23日から25日まで「ロボットと楽しむ場所、ロボットが働く場所、未来の場所、テラスモール湘南」をコンセプトにしたキックオフイベントを実施。生活支援ロボットの展示・体験、スタンプラリー等を、テラスモール湘南1Fそらかぜステージ、ゲートスクエア、およびその他の辻堂エリアで行なう。

「かながわロボタウン」とは、「さがみロボット産業特区」が目指す「ロボットと共生する社会」の実現に向けた、神奈川県の取り組み。辻堂駅北口周辺を「かながわロボタウン」と位置づけ、多くの人が様々なロボットの活躍する姿を見て体験できるイベントや試用・実証を展開する。

またテラスモール湘南は、ロボットの実用に向けた取り組みを通じ、商業施設における人員不足の解消を図ることで商業施設業界への貢献、また、県の取り組みに参加することで地域への貢献を目指すとしている。