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初のLED搭載住宅用火災警報器。パナソニック「けむり当番」

パナソニックは火災検知時、LEDでほのかに部屋を照らす住宅用火災警報器「けむり当番」SHK42711を、2019年2月21日に発売すると発表。価格は、子機が9,700円で親機が10,000円。

LED点灯時のイメージ

ワイヤレス連動型のため、複数設置した場合1カ所で火災を検知した際、連動する全ての警報器が発報と同時に点灯するので屋外への避難経路がより確認しやすくなる。住宅用火災警報器で部屋を明るくする機器は業界初。

住宅用火災警報器は2006年の消防法改定により、新築戸建て物件への設置が義務化。2008年をピークに広く普及した。2017年6月1日時点の全国設置率は81.6%におよぶ。

多くは内蔵電池の寿命が約10年に設定されているため、今後電池切れのピークが訪れることが予想される。そのため、一般社団法人日本火災報知機工業会は電子部品の劣化などを考慮し、設置後10年が経過した機器の取り換えを推奨しているという。

「けむり当番」は、警報音と音声で「知らせる」ことに加え、部屋をほのかに照らすことで、就寝時などの暗所から「逃げる」ことを補助する。また、設置後10年が経過すると機器の交換時期を作業灯の点滅と音声で知らせることで、定期的な交換を促す。

天井に溶け込むような最薄かつシンプルなデザインで、すっきりと設置できる。