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グンゼ、人工皮膚を販売開始。京都大学と共同開発

グンゼが、京都大学医学部附属病院形成外科と共同開発した人工皮膚「ペルナック Gプラス」を2019年1月から全国で販売を開始する。

人工皮膚「ペルナック Gプラス」製品とパッケージ

ペルナック Gプラスは、コラーゲンスポンジ(アルカリ処理ゼラチン含有)と補強フィルムからなる二層性のコラーゲン使用人工皮膚。コラーゲンスポンジ(アルカリ処理ゼラチン含有)のみの単層のものと、滲出液排出のためのドレーンスリットを付与したものがある。

全層皮膚欠損創に本品を貼付することにより、埋植部からスポンジ層の空隙内に侵入した線維芽細胞によって新しい真皮様組織が形成されるという。

浸潤した状態のペルナック Gプラス

使用目的は、対象となる疾患や創傷により生じた全層皮膚欠損創における肉芽の形成。対象となる疾患として、熱傷Ⅲ度、外傷性皮膚欠損、腫瘍・母斑切除後の皮膚欠損、皮弁採取部が挙げられている。

製造販売業者はグンゼで、販売業者はコンバテック ジャパン。