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Facebook、「Workplace」にビジネス向け災害時安否確認機能などを追加

Facebookは、企業向けコミュニケーションプラットフォーム「Workplace」に、ビジネス向けセーフティチェック(災害時安否確認機能)、サイレントモード、重要マークなどの新機能を追加したことを発表した。

「Workplace」は、インスタントメッセージやビデオ通話が、1対1でもグループでも、またデスクトップでもモバイルでも利用可能な企業向けコミュニケーションプラットフォームだ。グループ機能を使って、メンバーだけの非公開スペースを作り、打ち合わせや情報管理、ドキュメントの共有が可能。グループはいくつでも作成できるほか、社外からも関係者を招待して共同作業を行なえる。ビデオ会議は最大50人、共有できるファイルは無制限。

今回発表されたのは、ビジネス向けセーフティチェック、チャット機能のアップデート、重要マークの3つ。

ビジネス向けセーフティチェックは、Facebookのセーフティチェックと同様の機能で、災害時にWorkplaceチャット経由で同僚の安否を確認できる。

チャット機能のアップデートは、「会社間チャット、ビデオ・音声通話」「ピン留め」「返信」「サイレントモード」の4つ。

「会社間チャット、ビデオ・音声通話」については、別の会社や組織間であってもグループメンバーとのチャット、および1対1のチャット、ビデオ・音声通話が可能になる。

「ピン留め」は、任意のメッセージをピン留めしてスレッドの一番上に表示させる機能。重要なアップデートの見逃しを防いだり、メッセージを探し出す時間を省くことが目的。

「返信」は、特定のメッセージに直接返信できる機能で、常に最新の会話をフォローするために設けられた。

「サイレントモード」は、通知をミュートにするほか、通知を受け取る日時を指定することができる機能。業務に集中したい時や休憩の際の使用を想定している。

重要マークは、優先度の高いグループ内の投稿につけることで、その投稿がニュースフィードのトップに表示される。

Workplaceは2016年10月に世界で提供を開始し、2017年5月に日本で正式に提供を開始。現在、Workplaceを導入する組織・団体は全世界で3万を超えているという。