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京急電鉄、産業道路駅など72駅の名称変更案を募集

京浜急行電鉄(京急電鉄)は9月18日、京急線上にある「産業道路駅」の名称を変更し、ほか数駅についても名称の変更を検討していると発表した。

これに伴い、京急線全駅(泉岳寺駅を除く72駅)の名称変更案を沿線の小中学生から募集する。募集期間は2018年9月21日(金)~10月10日(水)。

京急電鉄の創立120週年を記念して実施する事業の一つ。京急線の中でも、品川や横浜など、他社線との乗り換え最寄り駅、および公共施設、神社仏閣、歴史的史跡などの最寄り駅として認知されている駅などを含む26駅については駅名変更の対象外となる。

今回名称を変更する「産業道路駅」は、同社が1994年から着手している「京浜急行大師線連続立体交差事業」によって、路線の地下化と一部のルート変更が行なわれる。これにより、駅舎と駅前広場の景観は大きく変化する。

京浜急行大師線連続立体交差事業では、現在は地上にある大師線のほぼ全線を地下化する計画。路線の地下化によって、同路線上にある踏切を撤去し、踏切事故の解消はもとより、道路交通の円滑化、交通渋滞の解消、渋滞の解消にともなう周辺環境の改善を見込んでいる。

同事業の取り組みについて、2018年3月時点では、小島新田~東門前の区間について今後10年以内に事業の完了を目指し、東門前~川崎大師については同じく10年以内の工事着手、川崎大師~京急川崎の区間は今後の方向性を明確化することが定められた。

産業道路駅以外に名称を変更する駅や、駅名変更の実施日については2019年春頃の発表を予定しており、応募者には採用の可否にかかわらず、抽選で120名に、京急電鉄120周年の記念品が贈られる。