VR Watch

「回転寿司の寿司」の目線から日本を見直せるVR動画

政府観光局が訪日需要を喚起しようと公開した動画「【360°VR】JAPAN—Where tradition meets the future」が人気を集めている。公式発表によれば、公開から1週間での再生回数が、YouTubeやFacebookの累計で200万回を突破したとのこと。実際にVRゴーグルを使って動画を鑑賞したが、これは日本人も見る価値アリと思える、なかなか気合いの入った映像になっている。

東京タワーからスタートし、京都の伏見稲荷神社の鳥居を抜け、嵯峨野の竹林へと次々に場面が切り替わっていくのだが、その目線の切り替わり方が実に面白い。ドローンの浮遊感のある映像のほか、たとえば日本のアミューズメントを紹介する場面ではクレーンゲームの景品の目線、回転寿司を紹介する場面ではベルトコンベアの上の寿司の目線、鹿で有名な奈良公演では鹿の目線で、周囲を見渡すことができる。それぞれのシーンごとに360度カメラを様々に工夫して、撮影したという。

ほかにも歌舞伎、舞子、座禅、相撲など、間近ではなかなか見ることのできない風景が盛りだくさんで、短い時間で日本のあれこれを体感できるように工夫されている。日本人でもリアルではまず体験できないVRならではの目線で、改めて日本を見直してみるのも面白い。

配信プラットフォーム

YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=OR_Y7vj66PU