ビデオ会議や配信にも便利、DAC内蔵で好きなイヤホンを使えるUSB Type-C接続ピンマイクを試してみた
今回紹介するアイテムは、「DAC付きで好きなイヤホンが使えるUSB Type-C接続ピンマイク DN-916031」。USB Type-C接続のピンマイクでDACを内蔵しているため、愛用のイヤホンやヘッドフォンも使用できる製品だ。USB Type-C端子を搭載するスマートフォン/タブレット(Android/iPad OS)、PC(Windows 10/macOS)で動作を確認している。販売価格は980円。
クリップ固定式で襟元や胸元、スマホスタンドなどにも固定しやすいピンマイク
本製品はピンマイクなビジュアルになっており、使い方についてもクリップを利用して襟元や胸元などに固定するだけになる。
マイクから先に見ていくと、ウインドスクリーン付きで、ケーブル長1.98m、クリップが金属製。基本仕様はマイクタイプがコンデンサ型、指向性が無指向性、周波数特性20Hz~16KHz、入力感度-30dB±2dB、インピーダンス2.2kΩとなっており、重量は約18gと軽い。
ヘッドフォンやイヤホンの接続は、USB Type-C端子側から分岐した3.5mmピンジャックを使用する。DACを内蔵しており、カタログスペックを見ると16bit/48kHzとあり、ビデオ会議までの待ち時間に音楽を聴いたり、配信時であればゲームの音などを聴くにも問題ナシ。
メリットとしてはワイヤードであるため、製品名にもあるように愛用のヘッドフォンやイヤホンを使用できること。また、バッテリーライフを気にしなくてもいいため、仕事中にランダムで通話が生じるケースでも程よいほか、もちろん、長時間の配信にも向く。
クリップ付きであるため、襟元や胸元にセットするものと考えがちだが、スマホスタンドなどに固定しても使えるため、小さくて邪魔にならないマイクとしても扱える。いくつかパターンを試してみたが、スマホに固定してみたところなかなか都合がよかった。
無指向性であるため、環境音の混入が少々懸念要素となるが、Zoomなどのビデオ会議サービスのほとんどはソフトウェア側にノイズキャンセル機能があり、またゲーム配信やボイスチャットの場合はNVIDIA BroadcastやVSTプラグインで回避できるだろう。
またゲーム用としてみるとDACでの変換があるため、遅延が気になるところ。3.5mmヘッドフォンをスマートフォンに接続した場合と、本製品を使用してみた場合での遅延は、ビジネス用途ではまず気になるレベルではないが、たとえばリズムゲームの“最高難易度でハイスコアを狙おう”とすると、その曲のBPMによっては気になる可能性があるといった具合で、クリティカルではない。
製品は小型なワイヤードマイクになり、クリップ付きで衣類以外への取り付けもやりやすい。愛用ヘッドフォンやイヤホン、スピーカーも使用できるため、ビデオ会議用にマイクだけほしい場合にもほどよく、日常的にマイクを使用する必要があり、なるべくコンパクトに済ませたい人にオススメできる。ワイヤレスイヤホンの充電が面倒になってきたと感じている方にも、本製品をチェックしてほしい。
DAC付きで好きなイヤホンが使える USB Type-C接続ピンマイク DN-916031
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?ic=471610&lf=0
製品担当者のこだわりポイント
低価格でありながらもマイクの音質が良く、コストパフォーマンスに優れた製品です。
お好みのイヤホンと組み合わせて使用でき、ヘッドセットを装着すると髪型の乱れが気になるという方にもおすすめです。