充電中もケーブルが邪魔にならない多機能USB Type-Cアダプタを試してみた、スマホリングにヘッドフォン出力も搭載
今回紹介するものは、「スマホリング&イヤホンジャック付L字型Type-Cコネクタ DN-915888」。充電中に感じがちな面倒を解消してくれるアイテムだ。販売価格は税抜き1,890円。
充電機能にヘッドフォン出力、さらにスマホリングも備えた多機能Type-Cアダプタ。スマホの背面に装着
スマホの充電中で気になるといえば、みょーんと伸びたケーブルだ。ワイヤレス充電によりケーブルレス充電は可能になったが、外出先や充電しながら操作をしたい場合には、だいたい邪魔である。とくにスマホを横持ちする際には、際立って邪魔だ。
その点をL字型ケーブルでフォローしつつ、充電とヘッドフォン出力、ついでにスマホリングも用意しているワガママなものが、本製品になる。移動や待ち時間が多くなりがちな年末年始用のアイテムにちょうどいいだろう。
本体はL型Type-Cコネクタとオーディオ・充電用モジュール、スマホリングの3つがひとつになっている。見た目としてはそれらがすべて繋がっているだけで、取り扱い方法をあまり深く考えることはまずないだろう。
スマホ本体との接続はType-Cコネクタと粘着テープ。粘着テープは面積が確保されており、160gほどの端末を持ちあげても外れることはなかったが、たとえば、スマホリングに指をひっかけた状態で元気いっぱいに振ると剥がれがちであったため、それなりに固定してくれているくらいの認識がオススメだ。
オーディオと充電を見ていく。側面にヘッドフォン端子、USB Type-Cポートを確認できる。スマホ底面からの延長になるが、端末によっては動作しない。上海問屋によると、Xperia X Compact、Nintendo Switchでは動作できないことを確認しているという。
単純に相性やUSB AUDIO非対応機種である場合、動作しない可能性が高そうだ。手元の端末では、Galaxy S9、G8X ThinQ、Pixel 4での動作を確認している。不安であれば、店頭で手持ちの端末で動作を確認しよう。
次にスマホリング。これはいわゆるスマホリングそのままとなっている。持ち方に応じて、リングを回転させることができるほか、スタンドとしても利用可能だ。
縦持ちの際は、ケーブルに不要なテンションをかけにくくなり、またスマホリングで滑落防止にもなる。横持ちは、縦持ちと同様だが、ヘッドフォン端子が邪魔になることもなく、ゲームプレイ向けといえる。音質については、そこそこになってしまうため、DACを搭載するスマホの場合はグレードダウンを痛感してしまうが、そこは利便性とトレードオフか。
使用時の注意点はType-Cアダプタの扱い。ケーブルが薄いため、捻るようなアクションはNGとなっている。軽く捻ってみてもわかるが、あまり頑丈な印象はない。
そのため、初回時は本体背面のテープカバーを外してから、取り付けに入るといい。本稿作成にあたり、Type-Cアダプタを接続してから、そのままテープカバーを外そうとしたらところ、けっこう怖かったからだ。薄めのソフトケースであれば、そのまま本製品を使用はできるが、スマホ側のUSB Type-Cポート周辺の構造に左右される。
Type-Cアダプタの取り扱いに注意しておけば、ケーブルの取り回しが面倒なシーンにおいて、役に立つアイテムだ。上記しているように音質の変化は気になるが、充電しながら時間を潰す必要があるといった場合には文句のないほど、小便利である。
年末年始の帰省時やイベントでの待機などなど、出番は多いと思われるので、そういった予定のある人は是非。
スマホリング&イヤホンジャック付L字型Type-Cコネクタ DN-915888
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