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アドビ、coldrain主催大型音楽フェス「BLARE FEST. 2026」に出展 生成AIで世界に1つだけのロゴ制作

アドビは、2月7日・8日に開催されたcoldrain主催の音楽フェス「BLARE FEST. 2026」にて協賛ブースを出展。来場者は、Adobe FireflyやAdobe Expressを使った、BLARE FEST.のオリジナルロゴ制作やタイムテーブル制作を体験しました。

AIを使って、音楽とも縁深いロゴやタイムテーブルを自由にデザインしてもらい、さらにそれらをもとにしたステッカーやタトゥーシールを作る、という試みです。アドビは、音楽カルチャーとクリエイティブ表現の親和性、および若い世代に“創る楽しさ”をより身近に届けたいという思いから、BLARE FEST.に初めて協賛。BLARE FEST. 2026が開催されたポートメッセ名古屋の3号館協賛ブースに出展しました。

世界に1つだけのロゴ・タイムテーブルを制作

ブースでは、来場者自らが作成したデザインを、その場でステッカーやタトゥーシールにしてプレゼント。

ロゴ制作にはAdobe Fireflyを使用。BLARE FEST. 2026 オフィシャルロゴをAdobe Fireflyの構成参照に取り込み、好みのプロンプトでロゴをリデザインするという内容です。

BLARE FEST. 2026 オフィシャルロゴ(白文字ロゴ/黒文字ロゴ)

作成手順は、Adobe Fireflyを開き、Adobe IDでログイン(Adobeアカウント作成は無料)。「画像を生成」を選択してアドビモデルのFireflyを選択、縦横比を正方形(1:1)に設定。左パネルの「構成」を選択し、ダウンロードしたオフィシャルロゴを参照用にアップロードします。必要に応じて左パネルの「スタイル」からギャラリーを参照して、自分好みのスタイルを選び、プロンプトを入力して生成します。好みの画像ができるまで、プロンプトを工夫したり、スタイルを変更するなどして何回かトライして完成です。

リデザインした世界に1つだけのオリジナルロゴを、「#BLAREwithAdobe」「#AdobeFirefly」の2つのハッシュタグをつけてXに投稿した人に、自身が作成したロゴをその場でステッカーにして無料配布しました。

タイムテーブル制作にはAdobe Expressを使用。来場者は、Adobe Expressでタイムテーブルテンプレートを開き、好みでアーティスト名を入れたり、アプリ内に元からあるデザイン素材を使ったりして、自分だけの「マイタイムテーブル」にカスタマイズしました。素材として、BLARE FEST. 2026オフィシャルのステージアイコンも用意されました。

完成したマイタイムテーブルを「#BLAREwithAdobe」「#AdobeExpress」の2つのハッシュタグをつけてXに投稿した人には、マイタイムテーブルをその場でタトゥーシールにして無料配布しました。

アドビはBLARE FEST. 2026開催前にも、Adobe Fireflyを使ったロゴリデザイン企画、Adobe Expressを使ったマイタイムテーブル作成企画を実施。ロゴ10作品、マイタイムテーブル5作品の、計15作品がcoldrain協力のもと、大賞作品に選ばれました。

BLARE FEST. 2026連動キャンペーン大賞決定

フェス期間中は約400人が制作体験に参加。フェスのすきま時間を活用してデザインを制作する人も多く、フェスを盛り上げるアイテムとして活用されました。また事前キャンペーンでは約680件の作品投稿があり、投稿数は合計で1,000件を超えました。

ブース来場者からは「音楽フェスで自分のデザインしたものがすぐにもらえるのは新鮮だった」、「自分の作ったデザインだからより愛着をもつことができた」、「Adobe Expressの手を動かすデザイン制作とAdobe FireflyのAI生成の両方を楽しめるのがすごくよかった」、「ロックフェス以外のイベントや他分野でもこうした体験企画を展開してほしい」といった声が寄せられました。

またAdobe Firefly体験については、「プロンプトを入れるだけでの作成はすぐできて作りやすい」、「プロンプトを何回もチャレンジするとどんどん良いのができて楽しい」、「自分のインスピレーションで作れる部分と、AIが背景画像などを生成してくれる部分のバランスが良いと感じた」などの感想が寄せられ、中には「夢中になって4つも作ってしまった」という参加者もいました。

Adobe Express体験については、「操作が簡単だった」、「10分くらいで簡単にできた」、「好きにカスタマイズできるのがいい」、「自分だけだとうまくデザインすることができなかったけどテンプレートを使うことで本格的なデザインが作れるのが良いと思った」と、簡単に、自由にカスタマイズできる上に、テンプレートによるサポートがあることも好評でした。こちらも「初めての体験だったが、テンプレートや素材を見ながら試行錯誤し、楽しんで制作することができた。1日で4~5パターン作った」と、複数のマイタイムテーブル制作を楽しむ人もいました。

Adobe Firefly/Adobe Expressとは?

Adobe Fireflyは、商用利用に安全な、クリエイティブな生成AIモデルです。「誰もが自分のアイデアをイメージどおりに表現できるべきだ」という信念のもと、アドビが過去40年以上にわたって開発してきたテクノロジーの一環として生まれました。

Adobe Expressは、誰でも簡単に魅力的なSNSコンテンツ、チラシ、動画などを作成できる、無料から使えるコンテンツ制作アプリです。プロがデザインした 10万点以上の無料のテンプレートやデザイン素材を使用して、画像や動画をあっという間に作成できます。

最新バージョンのAdobe ExpressにはAdobe Fireflyの機能が搭載されており、商業利用として安心なコンテンツを生成するよう設計されています。

Adobe Expressでは、有料のプレミアムプランも用意。同プランでは、数十万のすべてのテンプレートやデザイン素材を使用でき、サイズ変更機能やブランド管理機能も搭載されています。個人向けの場合は月額1,180円です。

Adobe Firefly

Adobe Express

フェスで生成AIに触れ、クリエイティブの楽しさを知る

「BLARE FEST. 2026」主催者のcoldrainでドラムを担当するKatsumaさんは、BLARE FEST.は「音楽のジャンルの壁を壊す」をコンセプトとして始動したことに触れつつ、「今となっては、壁なんてものを感じなくなるほど、様々な音楽やカルチャーがひとつのフェスで共存する時代となった」と感じているといいます。

そういった中で、音楽フェス×AI/クリエイティブツールの体験の場を創出することについて、「新たなクリエイティブツールによって自分の思い描いたものが形になる喜びを来場者に感じてもらえたことは、今後切り離せなくなるであろうAIの能力と、人間特有の感情や思考との共存を促し、表現することに対するハードルや壁も壊すきっかけになるなと思いました」とコメントしています。

BLARE FEST.実行委員会は「当日のブース体験にとどまらず、開催前からBLARE FEST.の熱量を高めることができました」と、出展による盛り上がりを実感。さらに、フェス開催前に実施したキャンペーンを通じて、「事前にデザインを制作して来場される方も多く、会場内でもそれらのアイテムがコミュニケーションのきっかけになっていた」と、それぞれの“表現”がコミュニケーションツールの役割も果たしていたようです。

また、Adobe FireflyやAdobe Expressで自分だけのアートを生み出せる場を設けた効果について「音楽を楽しむだけでなく、フェスの思い出を“自分だけの作品”として持ち帰る体験が生まれました。こうした取り組みはBLARE FEST.ならではの新しい形となります」としています。

アドビ マーケティングマネージャーの轟啓介さんは、参加者の中でも普段デザインツールに触れる機会が少ない人たちの反応に注目し、「ノンプロフェッショナルの方々が、生成AIの力を通じて『自分の中のクリエイティビティ』が形になる瞬間に見せた驚きと笑顔が特に印象的でした。Fireflyが、誰もが自由にアイデアを表現できる世界の扉を開くツールになりつつあることを改めて確信しました」と語っています。

音楽フェスへの出展の意義については「アーティストとファンが双方向で盛り上がれるような仕組みが生成AIで作れた」と話します。特にフェス開催前のSNS施策では、応募された膨大な作品の一枚一枚にメンバー自らが目を通し、自分たちの世界観に相応しいものを選ぶというプロセスを通じて受賞作品が選ばれていることから「ファンが自ら生成AIで作品を作り、それをアーティストと共有するという『双方向のコミュニケーション』が生まれ、ファンにとって単なる公募以上の意味を持ちました。『自分の表現がアーティストに直接届き、選ばれる』という実感が、テクノロジーを通じてファンとアーティストの距離を劇的に縮める可能性を証明した」としています。

一方で生成AIはアートや音楽の世界で、クリエイターの作品が“勝手に”学習に使われているのではないかという懸念の声もあります。この点についてアドビは、クリエイターの権利を守る活動に力を入れているといいます。

「アドビにとって、クリエイターは常に中心にいます。生成AIはクリエイターに取って代わるものではなく、その可能性を最大化するためのパートナーであるべきです。私たちは『クリエイターの権利保護』を最優先に掲げ、著作権的にクリーンなデータで学習されたFireflyの開発や、コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)を通じた『コンテンツクレデンシャル(来歴情報)』の付与など、透明性の高いAIの社会実装に全力で取り組んでいます。アーティストとAIが共に未来を創る『幸せな関係』を守り続けることが、私たちの使命です」

BLARE FEST. 2026

日本のロックバンドcoldrainが地元・名古屋で主催する、2日間の音楽フェスティバル。BLARE FEST. 2026は、2020年、2023年に続く3年振り3回目の開催で、coldrainをはじめ、10-FEET、ONE OK ROCK、SiM、[Alexandros]、HEY-SMITH、LiSA、マキシマム ザ ホルモン、THE ORAL CIGARETTESなど、海外からはMemphis May Fire、House of Protectionなどのアーティストが出演した。