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海外ですぐにスマホが使えるeSIMサービス 200都市以上対応のHolaflyがいいかも!

久しぶりに以前のように自由に海外旅行を楽しめるようになった2023年の夏、すでに長期休暇を海外で過ごしてきた人もいるかもしれません。そうでなくても、SNSなどで海外を満喫する友人・知人の投稿を見た人もいるのでは?

海外旅行の様子をほぼリアルタイムで発信できるのも、現地でスマートフォンを使って通信できるおかげ。ただ、ホテルなどの施設には無料のフリーWi-Fiを利用できるところはあっても、出歩く先々でWi-Fiが用意されているとは限りません。日本にいるときと同じように、いつでもどこでも通信できるようにしておくことは、慣れない海外ならなおのこと重要です。

海外でスマートフォンを使ってデータ通信できるようにするには、現地の通信会社との契約が必要になります。これまでのよくあるパターンは、海外のSIMカードを事前に通販で入手するか、現地に到着した後に空港内の店舗でSIMカードを購入し、それを端末に挿入して決められた手順に沿って設定する、というもの。これは設定方法がわかりにくく、店員に手伝ってもらうことになり、通信できるようになるまで空港から出られないことも……。

海外の空港。到着後は真っ先にSIMのお店に走った思い出がある人も多いのでは?

海外の通信会社と契約する際にはもう一つ注意点があります。日本でも複数の通信会社がそれぞれのプランでサービスを提供しているのと同じように、海外の国々にもそれぞれ異なる複数の通信会社が、いろいろなプランの通信サービスを提供しています。どの通信会社のどのサービスを、どこで購入すればいいのか、調べるのはけっこう大変。国によっては外国語での案内しかなく、サービスを正しく選ぶことが困難なときもあります。

しかし今の時代、そんな手間も時間もかかる面倒な手続きをとる必要はなくなってきています。もしあなたの端末が「eSIM」対応のiPhoneやAndroidスマートフォンなら、日本にいる間に契約して、目的地に着いた瞬間から通信できるようにすることが可能です。

そこでおすすめしたいのが、全世界200以上の都市に対応するeSIMサービスを購入できるHolafly(オラフライ)。あまり聞いたことがない名前だな、と思う人もいるかもしれませんが、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に手続きできる便利なeSIM販売サイトです。どんな内容なのか、チェックしていきましょう。

HolaflyのeSIMサービスで海外旅行のスマホ通信が超簡単に手に入る!購入法、設定法まで動画で解説!

従来のSIMカードとは違う「eSIM」の仕組みと利点

Holaflyはスペインやタイなどに拠点を置く企業が提供する、eSIMに特化したサービス。インターネット経由で各国のデータ通信サービスを気軽に契約できるようになっているのが特徴です。

ここでeSIMについて改めて説明しておきましょう。eSIMとは物理SIMのようにカードを端末に挿入して通信できるようにするのではなく、端末の内部にあるチップに必要な情報を書き込むことで物理SIMと同じ機能を実現し、特定の通信サービスを利用できるようにする仕組みです。

eSIMでは物理的なSIMカードの抜き差しが不要

スマートフォンの機種によってはあらかじめ複数のeSIMの情報を登録しておき、以降は都合に合わせてその情報を入れ替える(書き換える)こともできます。そのため、日本にいるときと国外にいるときとで使用するeSIMを切り替えたり、複数の国々を渡り歩くときにその都度eSIMを切り替えたりすることも、手元で簡単にできてしまいます。

eSIMを利用するにはeSIMに対応する端末が必要です。対応機種は以下のようにHolaflyのWebサイトでも紹介されていますが、ここ2~3年以内に発売されたiPhoneやAndroidスマートフォンの多くが対応してきています。

HolaflyのWebサイトではeSIM対応機種を一覧で確認できる

eSIM対応機種 | 2023年8月 eSIMガイド

海外向けのeSIMを利用するには、基本的にSIMフリーの端末かSIMロック解除済みの端末が必要です。キャリアから購入したスマートフォンの場合はSIMロックが設定されていることがあるので、あらかじめそのキャリアのサポートサイトで自身の契約状況を確認し、必要に応じてSIMロック解除の手続きを行ないましょう。

NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3キャリアについては、諸条件を満たしていればWebサイトから無料で手続き可能です。Apple StoreやGoogle Store、楽天モバイルで購入した端末はSIMフリーとなっているため、解除手続きは不要です。

iPhoneでは「設定」アプリの「一般」→「情報」→「SIMロック」で解除済みかどうかがわかる

以上、eSIMについてポイントをまとめると……

  • eSIMなら複数の通信サービスをすぐに切り替えられる
  • eSIMを利用するには端末がeSIMに対応している必要がある
  • 海外で使うにはSIMフリー端末か、SIMロック解除済み端末が必要
  • SIMロックは各キャリアのWebサイトで無料で解除できる

ということになります。なんとなく難しそうなイメージのあるeSIMですが、一度使ってみれば意外とあっさり設定できて、その便利さがよくわかります。後ほどHolaflyのeSIMの購入から設定までの手順を説明しますので、海外旅行に行く予定がある方はぜひ試してみてください。

なぜHolaflyのeSIMがおすすめなの?

Holaflyを利用するメリット、その1つは、全世界200以上の都市で利用可能なあらゆるeSIMサービスを取りそろえ、それをわかりやすく利用日数ごとのプランとして用意していることにあります。各国の通信会社のWebサイトを探して、どんな契約プランがあるのか確認したり、それが自分に本当に合ったプランなのかを判断したり、といった面倒なことは一切不要です。

各国のeSIMのプランが並ぶHolaflyのWebサイト

もう1つのメリットは、割安なうえに長期滞在にも対応していることです。日本のキャリアでは、国内で契約している高速データ通信の枠を海外(ローミング)でも利用できることがありますが、その場合は制限が設けられているパターンがほとんどです。たとえば高速データ通信の容量上限を超えると低速な通信になったり、最大で2週間程度しか使えなかったりします。それらの制限を超えて海外で通信しようとすると、別途オプションサービスが必要で割高な料金になります。

対してHolaflyのサービスは、最短5日間から最長90日間まで幅広い利用日数のプランが用意され、しかも多くの地域で「データ容量無制限」が選べます。価格も2,400円(5日間)から1万1,900円(90日間)とリーズナブルな設定。短期滞在なら国内キャリアのローミングでまかなえるケースもあるかもしれませんが、無制限で高速通信でき、長期間の滞在でも安心して使える、といった点を考えるとHolaflyはかなり有利です。

多くの地域のeSIMサービスが、一定の金額かつ「データ容量無制限」で利用できる

情報収集したいとき、地図アプリでナビしてもらいたいとき、言葉がわからず翻訳したいとき、SNSに写真や動画を投稿したいとき、そして待ち時間や空き時間に動画配信サイトを利用したいときなどなど、海外で通信したくなる場面は国内以上にたくさんあるものです。高速データ通信の容量に制限がなく、滞在予定の日数に合わせて選べるHolaflyなら、「足りなくなってしまうかも」と不安に思うことなく遠慮なしにスマートフォンを使うことができ、旅行を最後まで楽しめるに違いありません。

ちなみにHolaflyで提供しているeSIMサービスは、現時点ではヨーロッパの一部の国用のみがデータ通信+電話による音声通話に対応しており、ほかの地域の国のプランはデータ通信専用となります。そうした地域でも通常の電話による通話をしたい場合は、いつも国内で使用している音声通話対応SIMによる国際ローミングを利用するのがおすすめです。

Holaflyのスペイン、イタリア、フランス、ドイツ向けのeSIMには、電話番号(オーストリアの番号)と60分の通話が付帯するhttps://esim.holafly.com/ja/esim-europe/

一般的にeSIM対応のスマートフォンは物理SIMとの同時使用が可能なので、国内の音声通話できるSIMは物理SIMで、海外のデータ通信はeSIMで、といった設定にするのが合理的。とはいえ、国際ローミングによる音声通話はどうしても料金が高くなってしまうので、データ通信の扱いになるLINEなどメッセージツールの通話機能をできるだけ活用すると良いでしょう。

eSIM対応機種は通常は物理SIMも使えるデュアルSIM仕様。電話は国内のSIM(電話番号)を、データ通信はHolaflyのような海外のeSIMを、というように使い分けたい

HolaflyのeSIMの購入・設定手順

それでは、実際にHolaflyのeSIMサービスを購入して利用してみたいと思います。具体的な手順を1つずつ説明していくので参考にしてください。ここではiPhoneを使用しています。

eSIMの購入

1. HolaflyのWebサイトにアクセスします。
https://esim.holafly.com/ja/

2. 訪れる予定の国を探します。代表的な国はカード状に並んでいるので、その中にあるならタップしましょう。

3. 国名の頭文字を50音から選んだり、テキスト入力したりして検索することもできます

4. 今回はテストということで日本国内で使えるeSIMを選びました。滞在日程に合わせた日数のプランを選びます。

5. プランを選択したら画面下部にある「お買い物カゴに追加」をタップします。

6. 確認画面に遷移するので、選択内容に問題ないことをチェックして「購入手続き」を選びます。

7. 支払い方法はクレジットカードのほか、Apple Pay、PayPal、Google Payの4種類から選べます。後者の3種類を利用する場合は、購入時に必要な個人情報が各ペイメントサービスに登録されているものから自動入力されるので手間が省けます。今回はPayPalを選択してみました。

8. PayPalに登録されているメールアドレスや住所が自動で入力されました。

9. 支払い方法にPayPalが選択されていることを確認し「ご注文完了」をタップします。

10. Thanksページが表示され、購入は無事完了です。

eSIMの端末への設定(出発前)

1. 購入手続き後、すぐに自分のメールアドレス宛にeSIMの設定に必要な情報が届きます。メール内にある手順に沿ってeSIMの設定(アクティベーション)をしていきましょう。

2. eSIMの設定方法はQRコードを使うものと、各種情報を手入力する方法の2通りあります。ただし、QRコードを使う場合は印刷するか、他にもう1台QRコードを表示するための端末が必要になります。プリンターがないときや端末が手持ちの1台しかないときは、後者の手入力で進めることになります。今回は手入力する方法で解説していきます。

4. iPhoneの設定アプリを起動し「モバイル通信」を選びます。

5. 青文字の「eSIMを追加」をタップします。

6. 手入力での設定でも、この画面ではいったん「QRコードを使用」を選んでください。

7. 「詳細情報を手動で入力」をタップします。

8. Holaflyからのメールに記載されていた情報をここで記入します。

9. メール画面に戻ってコピー&ペーストすると簡単です。「確認コード」は入力する必要はありません。

10. 記入が完了したら、次の画面で「続ける」をタップし、しばらく待ちます。

11. さらに「完了」をタップして設定完了です。

12. 「モバイル通信」の画面で新しいeSIMが追加されていることを確認します。今回は「旅行」という名称で追加されていました。これをタップして詳細を見てみます。

13. 「この回線をオンにする」がオンになっていることを確認します。また、このタイミングでは「データローミング」がオフになっていることも確認します。データローミングをオンにすると通信が発生する(利用日数の起算が始まる)ことがあるため、海外到着までは念のためオフにしておきましょう。

eSIMの端末への設定(海外到着後)

1.海外に到着したらeSIMを有効化する設定を行ないます。「モバイル通信」の「モバイルデータ通信」をタップしてください。

2. HolaflyのeSIMである「旅行」を選択します。「モバイルデータ通信の切替を許可」は念のためオフにしておくと安心です。

3. 前の「モバイル通信」の画面に戻り、「旅行」を選びます。

4. 「データローミング」をオンにします。これで海外での通信が可能になります。

5. 旅行の終わりには、海外から出発するとき、または帰国した後にeSIMをオフにしておきましょう。

なお、Holaflyは公式アプリも提供しています。アプリをダウンロードし、購入時に登録したメールアドレスでログインすると、購入済みのeSIMの状況が表示され、対象国や利用期限などの確認が可能です。英語表記ではありますが、いつまで使えるのか期限を確かめたいときに利用してみてください。

Holafly公式アプリ。利用中プランの期限などを確認できる

Holaflyを旅行先で使うとこんな感じ。海外を不安なく100%楽しもう

今回はあくまでもテストということで、日本国内で利用可能なeSIMを選択しました。そのため海外で利用するときとは電波状況などが異なると思われますが、実際の使い勝手を知るためにスマホでの通信が役立ちそうなシチュエーションで使ってみましょう。

シチュエーション(1) ビーチ

海外リゾートと言えば真っ先に思い浮かぶのがビーチ。最高の雰囲気ながら、Wi-Fiのアクセスポイントが用意されていないことが多い。あっても一部の場所だけとか。幅広いエリアをカバーしているeSIMによる通信であれば、青い海をバックに国内にいる友だちと気軽にビデオ通話することが可能。

シチュエーション(2) カフェ

観光地のこぢんまりしたカフェや屋台で休憩する際にもスマホを使いたくなる。しかし、こういう場所もWi-Fiのアクセスポイントが用意されていないことが多い。eSIMによるデータ通信であれば、素敵な食事の写真をサクッとSNSで共有できる。

シチュエーション(3) 街中

街中では大きなお店や駅などにはWi-Fiのアクセスポイントが用意されていることが多いが、地図サービスを使いたい路上ではなかなかつごう良くアクセスポイントは見つからない。eSIMによるデータ通信サービスであれば、使いたい場所でさっと利用できる。データ通信量も気にしなくて良い。

シチュエーション(4) 車内

レンタカーやタクシー、バスでの移動時にもeSIMによるデータ通信が役立つ。地図アプリはもちろん、動画やゲームで時間を潰すことも気兼ねなくできてしまう。

Wi-Fiアクセスポイントの利用できない場所でHolaflyのeSIMサービスを使って通信してみましたが、Webサイトの閲覧はもちろんのこと、SNSへの画像投稿やYouTubeなどの動画再生も当然のように問題なくこなすことができました。

日本でも海外でも、街中ならフリーWi-Fiを見つけることができますが、利用者が多すぎるために通信が安定しなかったり、暗号化されておらずセキュリティ上のリスクがあったりと、使用には不安がつきまといます。また、街から離れたところにある観光スポットになるとフリーWi-Fiはまず存在しないでしょう。せっかく発見した映えスポットで撮影してもすぐにはSNS投稿ができないですし、もし道に迷ってしまえば見知らぬ土地でさまようことになり、危険な目にも遭いかねません。

いつもと同じようにスマートフォンで通信できてこそ、海外旅行も安全に、100%楽しめるというもの。出発前から余裕をもってeSIMを発行しておくことで、勝手のわからない海外でも不安を感じることなく過ごせます。もしこれから海外旅行する機会があるのなら、短期から長期までの海外滞在をリーズナブルにサポートしてくれるHolaflyのeSIMサービスを、ぜひ試してみてほしいところです。