ニュース

パナソニックの電動工具、マキタに移管

パナソニック エレクトリックワークス社が4月に発売する「エアダスター EZ1A51X-B」

パナソニック エレクトリックワークス社は31日、電動工具事業を同社が新設する承継会社へ承継させ、その全株式をマキタに譲渡する株式譲渡契約を3月24日に締結したと発表した。2026年度中に承継を完了し、新体制での事業を開始する予定。

今後、市場成長が継続するなかで電動工具事業の競争力を高めるには、継続的な投資とグローバルな顧客プラットフォームの強化が不可欠である一方で、同社は電気設備とデジタル技術を核としたソリューション事業に注力しており、電動工具事業のさらなる成長に必要な規模・スピードでの投資を継続的に行なうことが難しい状況としている。

そうしたなかで電動工具事業の成長を加速させるには、グローバルに業界トップクラスの顧客基盤、販売・サービス網、多様な商材を有しているマキタの事業運営力と、マキタとパナソニックの技術力を融合することが最善の道であると判断し、本事業をマキタへ移管することを決定したという。

2026年度中に承継会社の新設、本事業の承継、承継会社の株式譲渡の手続きを完了し、新体制での事業をスタートする予定。

本件は、パナソニック エレクトリックワークス社が会社分割の手法により電動工具事業を承継会社へ移管し、その後、承継会社の発行済株式の全てを譲受会社であるマキタへ譲渡するスキームで行なわれる。事業運営に必要な資産・契約・従業員などは、承継会社へ移管。また、海外に所在するパナソニックグループの関係会社が有する電動工具に関する製造・販売機能の一部については、マキタの関係会社へ移管する。

パナソニック エレクトリックワークス社は1979年に設立。同年に日本初となる充電式電動工具を発売し、2004年にはインパクトドライバーにブラシレスモータを初搭載するなど、独自技術を通じてプロの作業スタイル革新に貢献しながら45年以上にわたって事業を展開してきた。