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アップル、iPhoneの「衛星経由でのメッセージ」を日本で開始

アップルは9日、日本において「衛星経由のメッセージ」に対応した。iPhone 14以降とApple Watch Ultra 3のユーザーは、電波の届かない場所にいる時でもつながり続けられるようになる。

衛星経由のメッセージ

衛星経由のメッセージは、ユーザーが携帯電話通信やWi-Fiの圏外にいる時でも家族や友だちとつながり続けるための機能。携帯電話通信やWi-Fiの圏外でメッセージを送信しようとすると、衛星経由のメッセージが自動的に、最も近い衛星に接続するように促し、iPhoneのロック画面、Apple Watchの画面、メッセージアプリから接続できる。接続後は、iMessageとSMSでテキスト、絵文字、Tapback(メッセージにリアクションを返す機能)を送受信可能となる。

衛星経由で送信されるiMessageは、エンドツーエンドで暗号化され、プライバシー保護される。

対応するiPhoneでは、画面上部のDynamic Islandに衛星通信接続の強さが表示され、接続を改善できる場合は、ユーザーに左または右を向くように指示する。

衛星経由のメッセージを送る。送信中は、ダイナミックアイランドに受信状況や衛星の位置が表示される
iMessageが衛星経由で送信されていることを受信側に表示
Apple Watch Ultra 3でも利用可能に

衛星経由のメッセージは、すでに提供中の「衛星経由の緊急SOS」と衛星経由の「探す」機能に追加される。衛星経由の緊急SOSは、ユーザーが電波の届かない場所で緊急事態に遭遇した時に使う機能、衛星経由の「探す」はユーザーが友だちや家族と位置情報を共有する機能となる。衛星経由のメッセージの詳細は別記事で解説している。