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Chromeの自動入力が進化 ウォレット連携や住所の“ふりがな”対応

Googleは5日(米国時間)、Chromeのオートフィル機能に4つのアップデートを実施した。Googleアカウントやウォレットとの連携強化に加え、Androidでの入力体験の改善や、住所入力機能の強化などが行なわれている。

Googleアカウントとの連携強化では、ログイン中のユーザーについて、氏名やメールアドレス、保存した自宅・勤務先住所を安全に取得し、自動入力できるようにした。これにより、新しいWebサイトでのサインアップや、ショッピングや各種サービスの注文時の入力作業などを簡略化できる。デスクトップ、Android、iOS版で順次展開される。

Googleウォレットとの統合では、ポイントカード番号や旅行の情報、車両情報などの自動入力に対応した。デスクトップおよびAndroid版のChromeで、買い物時にポイントカード情報を自動入力できるほか、航空券の予約情報やレンタカー利用時の車両情報などもフォームに自動反映される。これらの機能はChromeの設定で有効にできる。

Android版Chromeでは、自動入力候補の表示方法が改善された。従来は情報が省略されて表示されていたが、新たに2行表示に対応し、パスワードや住所、支払い方法などの内容が確認しやすくなった。これにより、外出先でも正確な入力が行ないやすくなる。

このほか、住所の入力機能も強化された。国や地域ごとの住所表記に対応し、メキシコの「通りと通りの間」の表記や、日本では「ふりがな(phonetic names)」への対応を進めるなど、より正確な住所入力を可能にする。