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SBI証券、資産運用の“出口”強化 定期売却で「定率」「期間」指定可能に

SBI証券は、12月6日から投資信託「定期売却サービス」の売却額の指定方法に「定率指定方式」と「期間指定方式」を追加する。あわせて「NISA口座での定期売却設定」を可能にする機能拡充も行なう。これにより、資産運用の“出口”戦略として定率売却やNISA口座での定期売却を可能にする。

投資信託の「定期売却サービス」は、保有している投資信託を毎月決まった金額や比率等によって自動売却し、運用を継続しながら少しずつ現金を受け取れるサービス。SBI証券では、2012年から「金額指定方式」で提供していたが、新たに「定率」と「期間指定」も選択可能とし、利用者が望む形での定期売却を可能とした。

  • 定額指定方式(従来):定期的に売却する1回あたりの金額を指定
  • 定率指定方式:売却注文時点の指定投資信託の保有口数に対し、設定した売却割合に相当する口数を売却(上限金額設定可)
  • 期間指定方式:最終受取年月を指定し、指定投資信託の保有口数を、開始月から最終月までの売却回数で等分した口数を定期的に売却

従来の定額指定方式は1,000円単位で売却額を指定可能だったが、定率指定方式は0.1%~50%の範囲(0.1%単位)で設定可能。期間指定方式は、最大50年で最終受取年月を指定できる。

対象口座は、NISA口座(旧NISA含む)、一般口座、特定口座。対象商品は投資信託(ETF、外貨建てMMF、SBIラップなどは対象外)。