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マイナポータル、「文章による検索」に対応 入力中に候補提案も

デジタル庁は、11月下旬に「マイナポータル」の検索機能を強化し、文章による検索に対応する。実証として順次開放し、数週間以内に全ての環境から利用可能とする。

マイナポータルでは従来、「基礎年金番号」「パスワード」など単語での検索のみに対応しており、文章を入力すると検索結果が表示されなかった。今後は、「基礎年金番号をみたい」「パスワードがわからない」などの短い質問や文章を入力することで、関連性の高い機能や手続を探せるようになる。

また、検索結果に「FAQ」を追加。手続や機能だけでなく「よくある質問」のリンクが表示されるようになる。

従来、「よくある質問」は検索対象外となっていたが、例えば対応端末などサポートに必要な情報を検索しても、結果が0件となっていた。今回FAQを検索対象としたことで、マイナポータル利用中に発生した質問・不安について、よりスムーズに解決できるようにする。

さらに入力中に候補が提案されるように変更。検索窓に入力中のキーワードをもとに、結果の候補が提案されるようになるため、検索しやすく結果にたどり着きやすくなる。

マイナポータルの検索機能は、今後AIを活用し、体験品質の向上を目指す方針。今回の改善は、「AI活用を見据えた第一歩」としている。