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相乗りタクシー本格展開 「GOエコノミー」東京都心部12区で開始

タクシーアプリの「GO」は11月20日から、相乗りサービスを「GO ECONOMY(ゴーエコノミー)」と名称変更し、サービスの本格展開を開始する。サービス名称を変更するほか、東京都心部12区と運行エリアを拡大し、2席同時予約、対応車両台数拡大などを行なう。

GOアプリの相乗りサービスは、「GOシャトル」の名称で、東京湾岸エリアで24年12月より開始。決められた乗降スポットの中から近くのスポットを選択するほか、1台に複数人が乗車する相乗り形式となるため、タクシーの約半額と手頃な価格でありながら、必ず座って移動ができるサービスとなる。相乗りの有無に関わらず、「事前に金額が確定する」点も特徴となる。

今回、このGOシャトルを「GOエコノミー」に名称変更し、本格的なエリア拡大・機能拡充を行なう。運行エリアは渋谷エリア(渋谷区・新宿区)と、東京都心エリアの2つで、東京都心エリアは従来運行を行なっていた湾岸エリア(千代田区・中央区・港区・江東区)が拡大する形で、新たに文京区・台東区・墨田区・品川区・目黒区・豊島区・新宿区まで広げていく。なお、東京都心エリアと渋谷エリア間の行き来はできない。

都心エリア

乗降スポットは渋谷エリアが約700カ所、東京都心エリアは従来の約400カ所から約4,000カ所と大きく拡大している。

エリアの拡大に加え、要望が多かったという2席同時予約に対応。これまでは1注文につき確保できる席は1席だったが、今後は2席の予約が可能となる。エリア拡大に伴い、従来のワゴンタイプ車両に加え、JPN TAXI車両も導入。渋谷エリアは従来通り最大10台、東京都心エリアは最大1,600台の車両が用意される。

運行時間は平日が7時~22時頃、土日祝が7時~18時頃。協力事業者は日本交通と代々木自動車。GOアプリの“エコノミー”タブで乗降ポイントから乗降地と希望日時を選択の上、チケットを発行。チケットを見せ、指定の席へ乗車する。乗車金額は、通常のタクシーの運賃・迎車料金の約50〜60%の価格となり、2席目は1席目よりも安い料金設定となる。手荷物の持ち込みは、膝の上における程度の手荷物1つまで。また、出発予定時刻になり次第、待たずに出発し、乗車できなかった場合でも、キャンセル料が発生する。

運行エリア
東京都心エリア

  湾岸(豊洲/東雲/有明/晴海/台場/月島/勝どき)
  東京・大手町・日本橋・銀座・有楽町
  上野・御徒町・神田・秋葉原・浅草・蔵前
  青山・表参道・広尾・六本木・麻布十番・赤坂
  恵比寿・中目黒・目黒・五反田・白金台・高輪台
  田町・浜松町・新橋・虎ノ門
  天王洲・品川シーサイド・大崎・大井町
  水道橋・御茶ノ水
  神楽坂・飯田橋・四ツ谷・市ヶ谷
  築地・八丁堀・門前仲町・木場・東陽町・砂町・潮見・辰巳
  押上・亀戸・大島・錦糸町
  新宿(新宿区内)・早稲田・高田馬場・新大久保
  池袋

渋谷エリア

西原・元代々木町・大山町・初台・本町・笹塚・幡ヶ谷などを中心とした渋谷区北西地域〜渋谷駅・新宿駅・原宿駅・代々木上原駅などの主要駅方面