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立石駅前、36階建て複合施設開発着工 住宅・商業・庁舎

完成イメージ

東京建物、旭化成ホームズ、首都圏不燃建築公社は、京成立石駅北口における、住宅・商業施設・業務(庁舎)一体の大規模開発の東西街区新築工事に、11月1日に着工したと発表した。竣工は2029年度予定。

「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業」として施行される、約2.2haのエリアにおけるプロジェクト。京成押上線 京成立石駅北口に交通広場を新設し、交通広場を挟んだ東西街区に葛飾区役所等を中心とした業務棟(地上14階・地下3階)、住宅・商業施設からなる住宅棟(地上36階・地下2階、総戸数710戸)をそれぞれ整備する。

位置図

同エリアは商店街を中心とした駅前の商業地として古くから発展してきたが、道路が狭く、老朽化した木造建築物等が密集するなど、防災性の向上や居住環境の改善が課題となっていた。

これを受け、1996年度に「立石駅北口地区再開発研究会」が発足、2007年度には「立石駅北口地区市街地再開発準備組合」が設立され、再開発事業の施行を念頭に検討が進められた。その後、2017年度の都市計画決定、2021年度の再開発組合設立認可、2023年度の権利変換計画認可を経て、東西街区の新築工事に着手した。

東京都が事業主体の京成押上線連続立体交差事業とあわせて駅前拠点を整備する事業として、適切な土地の合理的かつ健全な高度利用を図り、緊急車両がスムーズに通行可能な街区の整備を行なう。

所在は東京都葛飾区立石四丁目および七丁目地内。敷地面積は、東街区が約4,660m2、西街区が約7,130m2、交通広場が約3,410m2。延床面積・高さは東街区が約41,490m2・約75m、西街区が約82,170m2・約125m。

北口再開発とは線路を挟んで逆側の南口の商店街の様子(24年10月撮影)。当時より北口側は工事が進められており、また南口でも再開発が計画されている