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グーグルNotebookLM、チャットが大幅進化 長文対応や役割指定も

Googleは29日(米国時間)、NotebookLMのチャット機能をアップデートした。最新のGeminiモデルを採用し、コンテキストウィンドウが従来比8倍(100万トークン)に拡大、会話の文脈を保持するメモリ容量も6倍以上に増強した。大規模なソースでも一貫性のある応答が得やすくなり、ユーザー満足度は約50%向上したという。

ソース内の情報探索能力も強化され、ソースを多角的に読み解いて結果を統合することで、関連性の高い根拠に基づく回答を返しやすくなった。また、長期プロジェクト向けにチャット履歴の自動保存にも順次対応する。チャット履歴はいつでも削除でき、共有ノートブックでもユーザー本人のみが確認できる。

このほか、用途にあわせてチャットをパーソナライズする機能も追加。設定から目標や役割を指定し、「研究指導教員として仮説を厳しく反論して」や「ゲームマスターとしてテキストベースのシミュレーションを進行して」など、目的に応じたふるまいを定義できる。