ニュース
Google、ノーコードAIミニアプリ開発「Opal」を日本展開
2025年10月8日 12:49
Googleは、プログラミングコードを書くことなくAIミニアプリを作成できる「Opal」について、日本を含む15カ国に展開を拡大した。簡単に構築するための新機能の追加や改善も行なわれている。
Opalは今回の対応で、カナダ、インド、日本、韓国、ベトナム、インドネシア、ブラジル、シンガポール、コロンビア、エルサルバドル、コスタリカ、パナマ、ホンジュラス、アルゼンチン、パキスタンで展開を開始する。
Opalは、プログラミングコードを記述することなく自然言語でAI搭載のミニアプリを作成できる機能・サービス。実験的な機能として米国で7月から展開されていた。シンプルで楽しいツールが作成されるというGoogleの当初の予想に反して、実際には実用的でクリエイティブなOpalアプリが急増したとし、世界中のクリエイターに届ける必要があると、考えを新たにしたという。
デバッグ機能の改善では、Opalのワークフローにおける透明性と信頼性の向上が図られている。デバッグプログラムは改修されたが、ノーコードで作業できる環境が継続されている。視覚的なエディタでワークフローをステップバイステップで実行したり、コンソールパネルで特定のステップを反復したりできる。エラーはリアルタイムで表示され、即座にコンテキストが提供されるため推測は不要で、デバッグの時間を減らし構築により多くの時間を費やせる。
Opalのコアのパフォーマンスも大幅に改善された。従来は新しいOpalの作成に5秒以上かかることもあったが、劇的に高速化されたという。並列処理も可能で、複雑なワークフローでも同時に実行できるようになり、全体の待ち時間を短縮する。

