名刺アプリ「Eight」、AIが職歴・スキルを自動要約

Sansanは、名刺アプリ「Eight」において、AIがユーザーの職歴やスキルを要約しプロフィール文を自動生成する機能の提供を順次開始した。Eightに登録された名刺情報やインターネット上の公開情報をもとに文章を生成し、ユーザーは「キャリアサマリ」としてプロフィールに設定することで、名刺交換時に経歴や専門性を簡潔に示せるようになる。

同機能は、Eightからのメールやアプリ上に表示される「生成をはじめる」ボタンを押すことで利用でき、AIが名刺情報やメディア掲載、登壇情報などを参照して職歴・スキルを整理し、要約文を生成する。ユーザーは内容を確認・編集したうえでキャリアサマリに反映できる。

デジタル名刺は、名刺情報に加えてプロフィールも閲覧でき、経歴やスキルなど名刺に載らない情報で人物像を把握できる。一方で、プロフィール情報の1つであるキャリアサマリは、これまでユーザーの手入力が必要で未記入が多く、デジタル名刺を生かしきれていない課題があった。今回の自動生成機能は、この入力負担を軽減し、関係構築の糸口を増やす目的で開発された。

なお、同機能は特許出願中で、キャリアサマリはダイレクトリクルーティングサービス「Eight Career Design」でも活用される。