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ChatGPT、ペアレンタルコントロール開始 子どもの利用を制限
2025年9月29日 22:42
OpenAIは29日(米国時間)、子どものChatGPT利用を保護者が管理できる「ペアレンタルコントロール」機能をChatGPTに導入開始した。保護者と子ども(ティーン)はアカウントを連携し、保護者が特定の機能の調整や時間制限の設定、家族にあわせた安全対策の追加などを可能とする。Web版のChatGPTから導入を開始し、モバイル版にも順次適用される。
ペアレンタルコントロール機能は、メールもしくはSMSで保護者が子どもを招待し、子どもが承諾してアカウントを連携する。連携すると、保護者のアカウントから子どもの設定を調整できるようになる。子どもからアカウントのリンク解除も行なえ、リンクが解除された場合は保護者に通知される。
保護者は子どもの会話内容にはアクセスできないが、親のアカウントとリンクされると、子どものアカウントでは、自動的(デフォルト)で、過激なコンテンツや危険なチャレンジ、性的・暴力的コンテンツに対する追加の保護を受けられるようになる。
ChatGPTの利用時間の制限も可能。また、「モデルトレーニング」をオフにすると、会話記録やファイルはモデルの改善には使用されない。利用履歴を保存する「メモリ」機能や「音声モード」もオフに設定可能。また、画像生成・編集オプションを削除するといった設定も可能となる。
なお、自傷行為の意思が示された場合、支援機関へ誘導。保護者が子どものアカウントをペアリングしている場合は、通知も行なわれる。
OpenAIは、今後数カ月で年齢予測システムを構築。ユーザーが18歳未満かどうかを予測できるようにすることで、ChatGPTが自動的にティーン向け設定を適用するようになる。
Introducing parental controls in ChatGPT.
— OpenAI (@OpenAI)September 29, 2025
Now parents and teens can link accounts to automatically get stronger safeguards for teens. Parents also gain tools to adjust features & set limits that work for their family.
Rolling out to all ChatGPT users today on web, mobile soon.pic.twitter.com/kcAB8fGAWG



