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ゲオHD、新社名「セカンドリテイリング」　26年10月に

清宮信志

2025年7月25日 19:26

ゲオホールディングスは、2026年10月1日に社名を「株式会社セカンドリテイリング(2nd RETAILING Co., Ltd.)」に変更する。社名変更は、2026年6月26日に開催予定の株主総会における、定款の一部変更の承認が条件。

同社は1986年、創業者である遠藤結城氏が愛知県豊田市にビデオレンタル店を開業したのがはじまり。創業当時、レンタルビデオは1本1日1,000円が業界の主流だったが、より親しみやすい価格で提供することで全国展開をしてきた。その後、リユースをビジネスの中核とする方針へ変更し、現在に至る。

新社名は、英語では中古のことを「second-hand」ということから、これからリユースにおけるグローバルでのトップランナーを目指す決意を込めて命名。創業40周年の節目となる2026年に社名を変更する。

リユースは今後も最重要事業と位置付け、その占める割合をさらに増加させる計画。具体的には、国内外におけるセカンドストリートの出店拡大、ゲオにおけるリユース比率増加(モバイル・情報家電・ゲームなど)の戦略を軸に、グループ会社の、おお蔵ホールディングスやrockなどにおけるリユース品種の拡大など、取り組みを深化させる。

特に、海外におけるセカンドストリートの展開では、2035年度までに1,000店舗の出店目標を掲げる。

そのほか、一次流通だけではなく、デジタルコンテンツ・オフプライスストア・レンタルなど、セカンダリー(secondary)な流通領域の事業拡大も図っていく。

ロゴデザインについては、グローバルに通用する普遍性と、ゲオから継承するマインドを込め、シンプルかつ堂々とした佇まいとすることで持株会社にふさわしい安定感を担保。今後加速するグローバル展開も見据え、どの文化圏にもフラットに受け入れられるデザインを目指した。

カラーは、多岐にわたるどの事業にも偏重しないブラックを選定。「E」のジグザグは、ゲオのロゴから継承し、創業時から続く挑戦する姿勢や遊び心を表現している。

また、ロゴに加え、タグライン「モノをよろこびを循環させる」も制定。事業を通じて、価値ある「モノ」と、それを用いる人々の「よろこび」を「循環」させていくことこそが、同社の存在意義であるという想いを込めている。