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G-SHOCK、日本の伝統技法「鎚起」を施した「MR-G」

カシオ計算機は、「G-SHOCK」最上位シリーズ「MR-G」の新製品として、日本の伝統技法「鎚起(ついき)」を施し、力強さと優美さを表現した「MRG-B5000HT」を、8月8日に発売する。世界限定500本で、価格は93万5,000円。

G-SHOCK初号機を受け継ぐ角型フォルムを採用し、ベゼルとバンドに匠の技が生み出す鎚起を施すことで、重厚な中に美しさを表現した耐衝撃ウオッチ。鎚起とは、金属板を鎚で打ち出して立体感のある形状を浮き上がらせる鍛造技術。

ベゼルとバンドには純チタンの約3倍の硬度を持つ、日本で開発されたチタン合金「DAT55G」を採用。鎚起職人の渡邉和也氏が、一点ずつ手作業で立体的な鎚目模様を刻んでいる。

丹念に打ち込まれた鎚目は、たがねの先端形状や鎚をふるう力加減により、唯一無二の微細な表情を生み出している。

ケースは、刀装具や装身具に用いられ独特の光沢を持つ銀灰色の朧銀(おぼろぎん)の色合いをDLC処理で表現。ビスやボタンは、深みのある輝きの銅(あかがね)色をポイントとして配し、全体に華やかさを添えている。