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ナチュラルローソン、ジェンダーレスに刷新 カスタムサラダ参入

ローソンは、「ナチュラルローソン」のリブランディングを行ない、女性を中心としたブランディングから、ジェンダーレスなブランディングへと刷新する。

あわせて、トッピングを選んでお店で仕上げるサラダ「できたてBOWL SALAD」を7月8日より茗荷谷駅前店で発売する。ベースとなるサラダはシーザーサラダとコブサラダの2種類で、カスタムサラダ専門店「クリスプサラダワークス」のドレッシングを使用。価格は864円~。

ベースサラダにトッピングを選んで仕上げる「できたてBOWL SALAD」

ナチュラルローソンは2001年に第1号店を自由が丘にオープン。それまでコンビニは男性が使うものというイメージがあったが、当時女性の社会進出が進んでいたことを背景にナチュラルローソンでは「働く女性」をターゲットにした。

現在は東京・神奈川・埼玉・千葉で132店舗を展開。美と健康をテーマに、減塩おにぎりやスーパーフードを使った商品、大豆ミートやフェアトレードチョコレートなど、健康とサステナブルを切り口にした商品を販売してきた。

2001年に第1号店を自由が丘にオープンしたナチュラルローソン

来年2026年に、ナチュラルローソンが25周年を迎えることを機にリブランディングが決定。社会環境が変化するなかで、ターゲットの性差を問わず個人の嗜好を尊重し、「美と健康」を大切にするすべての人に訴求していく。

そのなかで、健康志向の高まりから昨今カスタムサラダの専門店が増加するなど、サラダの消費金額が増加していることに同社は着目。総務省「家計調査」によると、サラダの消費金額は2010年から約2倍に増加している。

体調管理などの理由から主食をサラダに置き換える人も増えており、野菜以外の魚肉系が入ったボリュームのあるサラダも注目を集めているという。

リブランディングでは、ターゲットの性差を問わず個人の嗜好を尊重し、「美と健康」を大切にするすべての人に訴求する
総務省「家計調査」によると、サラダの消費金額は2010年から約2倍に増加

ベースサラダに9種類の有料トッピング

新たに展開する「できたてBOWL SALAD」は、ベースサラダ2種類(シーザーサラダ・コブサラダ)からどちらかを選び、有料のトッピングを選択し、店舗でその場で仕上げてもらうシステム。ベースサラダの価格は各864円。

ベースサラダは、シーザーサラダがグリーンサラダにミニトマト、素焼きクルミ、ベーコン、半熟たまごをトッピング。ドレッシングはシーザーサラダドレッシング。コブサラダはグリーンサラダにローストチキン、ミニトマト、素焼きクルミ、ゆで卵をトッピング。ドレッシングはミルククランチドレッシング。

ベースサラダ2種類(シーザーサラダ・コブサラダ)を用意
コブサラダの盛り付けデモンストレーション。グリーンサラダはあらかじめ容器に入っており、注文後にベースのトッピングが盛り付けられていく
コブサラダはグリーンサラダにローストチキン、ミニトマト、素焼きクルミ、ゆで卵をトッピング

ここから追加で有料トッピングを選択でき、ラインナップは以下のとおり。

有料トッピング9種類
108円トッピング
素焼きクルミ
ミニトマト
ブロッコリー
半熟たまご
ゆで卵
蒸し鶏
216円トッピング
スモークサーモン
ローストチキン
324円トッピング
ベーコン

有料トッピングを追加せず、ベースサラダのみの購入も可能。なおベースサラダのトッピングは変更できず、追加のみ対応する。

注文時は店頭のオーダー表に記入する方式で、ベースサラダを選択後、希望するトッピングにチェックを入れる。会計はセルフレジで行ない、トッピングなどをレジのタッチパネル自ら選択して金額を確認する。盛り付けはすべて店舗スタッフが担当する。

まずは茗荷谷駅前店1店舗のみの展開だが、年内に2店舗目を検討中。最終的には通常の青色ローソンへの導入も視野に入れている。

オーダー表
セルフレジで決済
茗荷谷駅前店

また、リブランディングに伴い、サラダボウルのほか、日々の健康や体調をサポートする4活(眠活・温活・腸活・筋活)も強化テーマとして掲げる。

眠活はお香、温活は入浴剤、腸活はお茶、筋活はプロテイン商品を代表的に強化していく。

眠活・温活
腸活
筋活