冷凍・冷蔵対応の宅配ボックスを発売　パナソニック

パナソニックは、冷凍・冷蔵宅配品の非対面受け渡しを可能にする、日本初の集合住宅用「冷凍・冷蔵宅配ボックス」の受注販売を4月1日から開始する。

通常、冷凍・冷蔵品の宅配は対面での受け渡しが必要となるが、同宅配ボックスを設置した集合住宅であれば、居住者が不在の場合でも冷凍・冷蔵品の非対面受け渡しが可能となる。日常生活の利便性向上だけでなく、宅配便の再配達を削減し、ドライバーの労働生産性向上も図れるという。

ユニット仕様の宅配ボックスで、制御ユニット、冷凍ボックスユニット、冷蔵ボックスユニットで構成。集合住宅の規模やスペース、ニーズに応じて組み合わせられる。また、集合住宅で利用されているインターホンや非接触キーシステムと連携でき、各住居への着荷通知が可能。機器の異常や荷物の滞留状態を遠隔監視し、長期間の滞留や異常が検知された際は、遠隔操作で解錠できる。

冷凍・冷蔵宅配ボックスの発売開始にあたり、約2年間の実証実験を実施。複数の配送業者や不動産会社の協力のもと、機器の評価や運用上の課題を確認しながら、要冷品の置き配ソリューションを追求したという。

同ボックスは東急不動産によるブランズタワー大阪本町、ブランズタワー谷町四丁目への導入が決まっている。