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ジャパン・メタバース経済圏に向けウォレット開発強化 JCBらが出資

JCBと三菱UFJ銀行は、ジャパン・メタバース経済圏(JMEZ)を推進するログシスの第三者割当増資を引き受けた。ログシスは計7億円の資金調達を完了し、調達した資金をもって「MULTI MAGIC PASSPORT(MMP)」の開発を推進する。

MMPは、資格情報や属性情報をデジタルデバイス上で管理し、対面・非対面で提示することで帰責者を証明するデジタルIDウォレット。ユーザー自身で情報提供の可否を判断する自己主権型アイデンティティ(SSI)の考え方を取り入れ、MMP上でユーザー自身の同意管理をより簡単に実現することを目指す。

ユーザー自身が取得・提供する資格情報等の各種情報は、VC(Verifiable Credential)等の技術を活用し、検証可能なデータとして取り扱うことを検討する。

これらのデジタルIDウォレット技術に加え、エンタメ性を備えたAIパートナーIDウォレット「MMP」により、デジタルライフをサポートしていくという。

AIパートナーIDウォレット「MMP」の一部機能(予定)

MMPは、ログシスと共にJMEZを推進するJP UNIVERSE(JPU)が提供するRPGメタバースプラットフォーム「リュウグウコク」など、複数のデジタル空間との連携を予定。MMPを使うことで、自分自身の証明や取引の信頼性を確保し、様々なメタバース空間を利用・横断できるようにする。JCB・三菱UFJ銀行・ログシスの3社は、今後デジタル空間を活用した経済圏の発展に向けた、認証、決済、データなどに関する事業に取り組む。

リュウグウコクにおけるMMP利用イメージ