Spotify、オーディオブックを本格展開　有料会員に15万冊以上

Spotifyは、北米や英国を中心に提供しているオーディオブックについて、「Spotify Premium」の会員向けに15万冊以上の提供を開始した。

同社は2022年6月に、書籍を読み上げるオーディオブックに参入すると発表し、北米や英国、オーストラリアやニュージーランドなどで提供を開始していた。

今回のサービス拡充はSpotify Premiumの新章のスタートと位置づけており、15万冊以上のオーディオブックのコンテンツを、Spotify Premium向けとして提供する。利用可能時間は毎月15時間までで、10時間の追加購入が可能。オフラインで再生するためにダウンロードも可能になっている。対象のタイトルにはPremium向けであることが表示される。当初は英国、オーストラリアのPremiumユーザーに提供され、今冬には米国でも提供が開始される予定。

配信されるタイトルは、現在のベストセラーの70%を網羅しているという。検索やおすすめのほか、編集者が厳選したリストでもコンテンツの表示が行なわれる。

Spotifyのほかのコンテンツと同様にマルチデバイスでの再生に対応。自動ブックマーク機能により進捗が自動的に保存され、ほかのデバイスで続きから再生できる。またスリープタイマーには「チャプター終了まで」が用意される。

Spotifyは世界最大の音楽配信サービスで、2019年には音声番組のポッドキャストを拡充する方針を発表。今回のオーディオブックの拡充は、音楽、ポッドキャストに続く3つ目の取り組みとなる。