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リサイクルできる紙コップ原紙。王子が特殊コーティングで実現

王子ホールディングスと王子パッケージングは、水系樹脂コーティング技術を活用した「マテリアルリサイクルに対応した環境配慮型コップ原紙」を開発した。

紙コップや牛乳パックなどに使われるラミネート紙は、ラミネート層の剥離が困難なため、現行の紙リサイクルでは禁忌品で、可燃ごみとして扱われる。難古紙再生設備保有会社ではリサイクル可能。

新たに開発した環境配慮型コップ原紙では、特殊な水系樹脂を紙表面に薄く均一にコーティングすることで、紙コップに必要な耐水性・耐油性、熱で融着できる性質で糊を使わずに基材の接着、密封等の加工が可能となるヒート性を有しつつ、現行の紙リサイクルシステムで紙原料としてリサイクルが可能なコップ原紙の開発に成功した。