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監獄をホテルに。旧奈良監獄と鴻ノ池運動公園を一体整備

奈良市は星野リゾート等と協働で、重要文化財の旧奈良監獄と、隣接する鴻ノ池運動公園を整備するプロジェクトが、2022年度に本格始動することを発表した。旧奈良監獄は、ホテルや監獄資料館に改修する。旧奈良監獄ホテルは2024年度オープン予定。

公共施設等運営権制度を利用して民間事業者が活用を進めている重要文化財・奈良監獄と隣接する鴻ノ池運動公園が連携し、各施設の特性を生かした整備を包括して行なうというプロジェクト。旧奈良監獄ホテルオープンに合わせ、鴻ノ池運動公園とのシナジーを発揮できるよう、一体的な整備を進める。

旧奈良監獄エリアには、宿泊客だけではなく市民や観光客も楽しめるよう整備。SPC(旧奈良監獄保存活用株式会社)が運営権を持つ旧奈良監獄の用地の一部を奈良市が借り受け、奈良市が保有する鴻ノ池運動公園と併せて整備を推進する。

運動公園エリアには、地域の若者などが楽しめるエリアとしてスケートボードパークを、ランニングの拠点となる場としてランニングステーション、ランニングコースを整備。PARK PFIによる公園活性化も検討する。

プロジェクトの狙いは、奈良の新たなイメージ発信拠点の創出。既存の「神社仏閣など歴史的環境が充実しているまち」というイメージに、日本近代化の歴史を学べるスポットとしての旧奈良監獄、子どもから大人まで楽しめるスポットとしての鴻ノ池運動公園という、2つの新しい魅力のプラスし、スポーツと文化・観光が融合した、市民にとってより魅力あふれるエリアとすることを目指す。

総事業費は約5億2千万円で、うち2022年度は1億4千万円。エリアごとの内訳は、運動公園エリアと旧奈良監獄エリアで各2億6千万円。プロジェクトは国の地方創生拠点整備交付金及び地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)による民間事業者からの寄附を活用しており、事業費のうち1/2については企業版ふるさと納税を活用する。