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教室から宇宙まで、VR空間で読書するビューワー

メディアドゥは、VR電子書籍ビューワー「XRマンガ」を開発し、電子書籍を配信する各ストア向けに供給を開始した。自社の電子書籍ストアでは、一般ユーザー向けにアプリ「コミなびVR」の配信も開始している。アプリは「Oculus Quest」「Oculus Quest 2」に対応する。

ビューワーのXRマンガは、VRならではの仮想空間の中で、電子書籍を大きく、見開き表示で読めるVR電子書籍ビューワー。ビーチや森林、教室、宇宙などをリアルに表示でき、SF、ファンタジー、学園、自然風景など、読んでいるジャンルに対応したVR空間で本を読む事が可能。

本のようにページをめくる表示を含めて、臨場感のある読書体験も特徴。本は拡大・縮小が可能で、ハンドトラッキングによるコントローラーなしのフリーハンド操作機能なども備える。

UnityやUnreal Engine、独自開発の技術を駆使して開発されており、実績のあるアートディレクターが美術監修を務める。実写のような街並みなど、豊かな情景のVR空間の中で、さらに物語に没入しながら読書体験が可能としている。

片手でのハンドトラッキング操作や自動ページめくりなど、これまでの電子書籍ビューアには無い機能も実装。また、将来にはAR対応も検討されている。

メディアドゥの電子書籍ストアで配信されているアプリ「コミなびVR」は、このXRマンガを採用したアプリ。上記のような閲覧体験のほか、購入した電子書籍はVR空間内の本棚に再現される。