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東武、駅構内で回収された空き缶などを回送列車で輸送

東武鉄道は、駅構内の自動販売機のベンダー・キリンビバレッジの協力のもと、各駅に設置されたリサイクルボックスで収集された、ペットボトル・缶・ビンなどの空き飲料容器を、車両基地へ戻る回送列車を活用して輸送する実証実験を10月1日から開始する。

飲料自販機におけるベンダー業務のうち、特に安全性が求められる駅構内の空き飲料容器回収に着目し、飲料メーカーのベンダー業務効率化と回送列車の有効活用を両立させる新たな取り組みとして、事業性や効果を検証する。

実証実験では、駅構内の清掃業務を行なう東武ビルマネジメントの清掃員が回収し、列車への積み込みを担い、回送列車が車両基地に到着後、シンフォニア東武の社員が空き飲料容器の分別を行なうなど、東武グループの各社と連携して実施される。シンフォニア東武は東武鉄道の障がい者雇用を推進する特例子会社であり、障がい者雇用の職域拡大の可能性も検証する。

実施期間は10月1日から14日までで、東武スカイツリーラインの北千住~北春日部間の各駅で空き飲料容器を回収する。回送列車は南栗橋車両管区春日部支所まで運行され、同所で分別と、リサイクル処理会社・髙田産業への引き渡しを行なう。