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電気と一緒にネトフリ契約。Netflixと東北電力フロンティアが提携

Netflixと東北電力フロンティアの業務提携について説明する、Netflix ビジネス・デベロップメント部門の下井昌人ディレクター

Netflixと東北電力フロンティアが業務提携を締結、東北電力フロンティアが提供する電気と、Netflixの配信を組み合わせた、日本で初のバンドルサービス「シンプルでんき with Netflix」を11月1日から提供開始する。サービス開始に先駆け、20日から先行エントリーキャンペーンを開始している。

先行エントリーキャンペーン「でんきにもっと、トキメキを。」の内容として、東北電力の電気料金プラン「従量電灯B」とNetflixを別々に契約した場合と比較し、年額で9,348円低価格になるという。Netflixの加入プランは「ベーシック」となる。

なお、この価格は60Aの契約で、1年を通して電気を使用し、ひと月あたりの使用量平均が400kWhとなる場合のモデル料金。電気の使用量によっては、料金メリットが出ない場合もある。これとは別に、さまざまな共通ポイントに交換できる5,000円相当分のポイントがもらえる。

東北電力フロンティアは、電気と様々なサービスを組み合わせた商品・サービスを販売するため、2021年に設立された会社。そのサービス第一弾が、Netflixと提携して提供する「シンプルでんき with Netflix」となる。

このバンドルサービスは、東北電力フロンティアの電気を使うことで、もれなくNetflixの配信も楽しめるというもの。Netflixサービスは、11月以降の契約申し込み完了後から、すぐに利用可能。

Netflixはアジア太平洋地域において、現在35社以上とパートナーシップを締結。2021年6月末時点でのAPACの有料メンバーは2,788万世帯にのぼる。各国・各地域の生活者に適したパートナーシップの構築を推進しており、日本では生活インフラとのセットプランで生活に根付いたサービスを提供。その一環が、今回の東北電力フロンティアとの業務提携だという。

この取組に先駆け、Netflixは西日本でオプテージ、中部地方で中部テレコミュニケーション(ctc)、九州ではQTnetと業務提携しており、今回の東北電力フロンティアとの提携により、国内で約2,500万世帯へリーチできるようになるとしている。(東北電力フロンティア地域では420万世帯)。

Netflix ビジネス・デベロップメント部門の下井昌人ディレクターは、こうしたパートナーシップをさらに強化・深堀りしていく姿勢を強調。地方戦略を強化することで、「より多くの国内メンバーがNetflixの豊富な作品を視聴できるよう尽力する」としている。

Netflix ビジネス・デベロップメント部門の下井昌人ディレクター