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ピアズ、国内外20種以上のリテールテック提供。無人店舗やスマートロッカー

リテールテック企業のピアズは、リテール業界のDXを促進するため、10カテゴリー20種以上のソリューションを提供するWebサイト「リテールテックプラットフォーム」を公開した。

小売・飲食業界は、ノウハウの蓄積が属人的で、他産業と比較して生産性が低いという課題があり、IT化の需要は高いものの、実際にはIT投資は進んでいない。2030年には小売・サービス業界で約460万人の人出が不足することが予想されており、省人化が急務となっている。

リテールテックプラットフォームは、日本のリテール業に世界中の最適なテクノロジーをマッチングすることが狙いのWebサイト。20種以上のソリューションを、ピアズの社内で実際に使い込み、その評価を記事や比較表などで公開するため、第三者目線による公平な分析に基づいた比較が可能になるという。

ソリューションは、無人店舗や接客などのストアロボット、スマートロッカー、スマートカート、モバイルオーダー、オンライン接客などのカテゴリから選択可能。企業の担当者はそれぞれのカテゴリから業種にあったものを選択し、導入を検討できる。

実際にシステムを導入する段階では、本部からの指示だけではなかなか導入が進まないため、同社が本部と現場の間に入ることで、実際の現場をみながら導入支援を行なっていく。

また、小売業のシステム担当が日常的に閲覧するWebメディアとして、小売業界・リテールテックの専門家による記事も週に2から3本程度掲載していく。

同社では、今後、中堅小売チェーンを中心に、2年間で5,000店舗へのソリューション導入を目指すとしている。