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アマゾン、映画会社のMGMを買収。Prime Video拡充と新IP創出

アマゾンは26日、映画会社のMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)を買収すると発表した。買収総額は約84.5億ドル(約9,200億円)で、Prime VideoなどのサービスにMGMの映画作品を追加するとともに、主にテレビ番組制作を担ってきたAmazon Studiosの役割を強化する。

MGMは「12人の怒れる男」「ロッキー」「ロボコップ」「クリード」「羊たちの沈黙」など、4,000本以上の映画作品(カタログ)を所有しているほか、「ハウス・オブ・グッチ」「ノータイム・トゥ・ダイ」「リスペクト」「アダムス・ファミリー2」、ポール・トーマス・アンダーソン監督のタイトル未定作品などの作品を予定している。

カタログには、ファーゴなど、17,000本以上のテレビ番組も含まれる。

アマゾンは、MGMの遺産と映画のカタログを継承しながら、Amazonサービス利用者に作品へのアクセスを提供。さらに、今回の契約目的には、「MGMのカタログのIP(知的財産)の再構築」もあげており、新たなコンテンツ制作にも取り組む。