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楽天と西友、ロボットでスーパーの商品を自動配送。横須賀市で国内初

楽天、西友および横須賀市は、「西友馬堀店」で取り扱う商品を自動配送ロボット(UGV)で配送するサービスを、3月23日から4月22日まで実施する。対象は横須賀市の馬堀海岸地域。公道を自動配送ロボットが走行してスーパーの商品を住民に配送するのは国内初。

対象地域の利用者が、専用のスマートフォン向けの注文サイトから商品を選択し、配送先住所と配達時間帯を指定して注文するか、「西友馬堀店」で購入した商品をサービスカウンターに持ち込んで配送を依頼することで、手数料無料で利用できる。

自動配送ロボットが注文先に到着すると、自動音声による電話で到着を通知。利用者は、自動配送ロボット側面の操作パネルに暗証番号を入力して扉を解錠し、商品を受け取る。なお、自動配送ロボットの走行中は、同地域から約5km離れた「横須賀リサーチパーク」からロボットを遠隔監視する。

2020年12月に同地域で実施した公道走行実証実験により、自動配送ロボットが安全に公道を自動走行できることを確認し、実現したもの。

注文が可能なのは、3月23日から4月22日までのうち、火曜日と木曜日のみの計10日。商品は、米や飲料、菓子、調味料、日用品などの計約400点。生鮮食品や要冷蔵・冷凍食品、割れ物などは対象外。

自動配送ロボットはパナソニック製。最高速度は時速4km。本体サイズは115×65×115cm(長さ×幅×高さ)。重量は30kg。