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「ロボホン」標準装備のマンション。カーテン開閉や宅配通知

名鉄不動産、NTT西日本、シャープ、長谷工コミュニティの4社は、コミュニケーションロボット「ロボホン」をマンションの全住戸に標準装備し、家族の生活をサポートする「マンション向けコミュニケーションプラットフォームサービス(仮称)」を、2021年10月に名古屋市で竣工予定の新築分譲マンション「(仮称)MMプロジェクト」に導入する。

(仮称)MMプロジェクト

マンション管理会社・管理組合からのお知らせや、宅配ボックスへの荷物の受け取り通知などがあると、ロボホンが手をあげて知らせ、問いかけると通知内容を音声で伝えてくれる。電気料金(概算)やマンション管理に関する簡単な質問などにも答える。

また、エアコンや照明、テレビなどの家電製品、カーテンの開閉操作なども、ロボホン経由で可能になる。自宅に居る子供の様子をロボホンのカメラで撮影し、その映像を外出先からスマートフォンで確認する機能も搭載する。

これらの機能を、全住戸に標準装備するインターネット回線「フレッツ 光ネクスト」やIPoE対応Wi-Fiルーター、ロボホン、スマートリモコン「eRemote5」により実現する。

ロボホンとのコミュニケーションを通じ、機器やサービス、情報を一元管理することで、より便利な新しい生活を提案するという。新型コロナウイルス感染症対策として、入居者と管理人など、マンション内における人と人の接触機会低減にも対応する。

各社の役割は、名鉄不動産が、次世代住宅プロジェクトの開発およびトータルディレクション、NTT西日本が、「マンション向けコミュニケーションプラットフォームサービス(仮称)」の開発、シャープが、コミュニケーションロボット「RoBoHoN lite」(SR-05M-Y)および関連ソフトウェア提供の提供、長谷工コミュニティが、マンション専用ポータルサイト「素敵ネット」との連携。

ロボホン(SR-05M-Y)は、シャープとロボットクリエイターの高橋智隆氏(ロボ・ガレージ代表取締役)が共同で開発した会話のできるモバイル型ロボット。座高約14.8cmの小型サイズで、身振り手振りを交えて会話したり、歌ったりすることができる。

(仮称)MMプロジェクトの所在地は名古屋市緑区森の里1丁目96番4。JR東海道本線「南大高」駅徒歩13分。敷地面積は7,641.97m2。延床面積は16,348.42m2。鉄筋コンクリート造の地上10階建。総戸数192戸。竣工時期は2021年10月下旬、入居予定は、同12月下旬。