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三菱地所、都心エリアのマンション販売で「オンライン接客」

三菱地所レジデンスは、都心エリアで提供するすべての新築分譲マンション販売で、実際に対面せずに商談を進められる「オンライン接客」を全面導入する。オンライン商談システム「ベルフェイス」を使用した取り組み。

2019年8月から同社の一部マンションで先行導入されていたもので、海外や遠方の顧客比率が高い都心エリアの全マンション販売拠点に導入することで、顧客の利便性や満足度を向上させる。

従来から、バーチャルでマンションのモデルルームを内覧できる「VRモデルルーム」などを導入していたが、自宅でVR内覧をしている顧客に対し、販売担当者が直接説明することはできなかった。

VRモデルルーム

オンライン接客では、顧客にVRモデルルームを体感してもらいながら、従来の販売拠点で行なっていたような、資料を使った説明も実施する。

VRモデルルームを体感しながら資料を共有

利用方法は、顧客、販売担当者とも、インターネットが利用できるPCと電話を用意し、担当者が顧客に電話。顧客は検索エンジン経由で「ベルフェイス」の接続ナンバー発行ページへアクセスし、販売担当者は電話口で確認した接続ナンバーを入力して開始。画面上で資料やVRモデルルームを共有しながら商談を進める。

なお、販売担当者側はカメラで顔を写すが、顧客側は許可がないかぎり販売担当者側に映像は映らないという。

今後は、都心エリアでの実績を積み重ねながら、他エリアでの導入も視野に入れていくとしている。