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花王、“つめかえ”いらずでシャンプー補充「スマートホルダー」

花王は、つめかえ用フィルム容器をセットするだけでシャンプーなどの補充が完了する「スマートホルダー」の店頭販売を4月11日より開始する。シャンプー用とコンディショナー用がセットで、Amazonでの販売価格は998円。補充用の「ラクラクecoパック」は別売り。

ポンプが付いたスマートホルダーに、ラクラクecoパックをセットするだけで利用できるため、容器に流し込んで詰め替える必要がない。独自開発のエアレスポンプにより、使い終わりまで無駄なく使い切れるほか、底部にぬめりが付きにくい構造となっている。

スマートホルダー本体

ラクラクecoパックは、同社のシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュの各ブランドを用意。ラクラクecoパック本体はフィルムで作られているため、従来よりプラスチック使用量を80%削減し、製造から使用、廃棄までの過程で生じるCO2排出量は約3%削減できるという。

主にオンラインショップで2017年から販売をしてきたが、店頭販売を本格化することでさらなる普及を目指し、「プラスチックボトルレス化」を推進する。

また、商品に添付しているアテンションツール「プラスチック製アイキャッチシール」を順次廃止する。

アイキャッチシールは、消費者の購入時に商品特徴や正しい使用方法などを的確に伝えるメリットがある反面、プラスチック使用量が増え、ゴミや廃棄時のCO2排出量増大に課題があった。今回の取り組みでは、アイキャッチシールで訴求していた内容をボトルに記載して廃止を実現。今後も使用方法の伝達が必須な場合はFSC認証紙などへ変更するなどの対応をし、2021年末までにプラスチック製アイキャッチシールの全廃を目指す。