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ボッシュ、直射日光下でも鮮明なスマートグラス「Light Drive」

ボッシュ・センサーテックは、直射日光の下でも鮮明な画像を表示できるというスマートグラス向けの新ソリューション「Light Driveシステム」を発表した。1月に米国ラスベガスで開催されるCES 2020で初公開し、2021年に大手メーカー向けに発売予定。

Light Drive モジュールは、MEMSミラーと光学部品、センサー、オンボード処理を搭載したオールインワンのスマートグラスソリューション。Light Driveの内部にはMEMSを実装したコリメート光スキャナーが、スマートグラスのレンズに埋め込まれたホログラフィック光学素子(HOE)をスキャン。HOE が光線を目の網膜上に投影して、はっきりした画像を映し出す。

ディスプレイや統合型カメラを不要とし、スマートグラスを小型・軽量化。デザインの自由度や高画質、快適性を両立できるという。また、同システムは、必要最小限のフォーマットで必要なときだけ情報を表示、ハンズフリーで利用できる。例えば、ナビ、電話、アラーム、カレンダーの通知、 WhatsAppやWeChatなどのメッセージなどで、メッセージを頻繁に確認する必要をなくすという。ハンズフリーや透過型ヘッドアップでのナビゲーションにより、運転時のドライバーの安全性を向上する。

また、投影された画像の明るさを調整できるため、直射日光の下でもくっきりと明るく見え、プライバシーを確保できるという。Light Drive システムは、既存の製品と比較して奥行を30%削減し、外形寸法は約45~75×5~10×8mm(長さ×高さ×幅)、重量は10g以下。