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ヤマト、調剤薬局の在庫問題を解決する「在宅医療支援サービス」

タブレット画面イメージ

アルフレッサとヤマト運輸は、「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」を共同開発した。患者から栄養食品や介護用品などの注文を受けた薬剤師がタブレットから発注すると、ヤマトのクラウド型ITシステムを介して、アルフレッサの受注データと連携し、発送された商品をヤマト運輸が患者の自宅等まで宅急便で届ける。

調剤薬局向け在宅医療支援サービスは、クラウド型のITシステムをベースに構築された調剤薬局向けの専用サービス。調剤薬局の店舗や患者の自宅において、薬剤師がタブレット等を用い、普段調剤薬局で販売していない栄養食品などの商品を患者に紹介して、購入された商品が、後日自宅など患者の希望する場所に届く。

システム面では、薬剤師がタブレットから注文すると、ヤマトWebソリューションズが構築したクラウド型ITシステムを介し、商品を調達し保管するアルフレッサの受注データと連携。アルフレッサは、受注データをもとに、商品をヤマトロジスティクス宛に出荷。ヤマトロジスティクスが届け先ごとに商品を梱包し、ヤマト運輸が届ける。

サービスを利用することで、患者は自分の体調をよく知っている薬剤師の説明を聞きながら調剤薬局の店舗や自宅で商品が購入できるようになる。調剤薬局にとっては、医療用医薬品以外の医療・衛生材料、介護用品などの商品を、店舗に在庫を抱えることなく提供できるようになるため、幅広い商品が扱えるとしている。

今後、アルフレッサが営業窓口となり、順次全国の調剤薬局へサービスを紹介するという。ラインナップは、アルフレッサが取り扱っている栄養食品から開始し、調剤薬局や患者様のニーズを聞きながら、順次増やしていく。