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Visa、AI活用で約250億ドルの詐欺被害を防止

Visaは17日(米国時間)、人工知能(AI)を活用したカードの不正防止や詐欺抑制により、推定で250億ドル(約2.7兆円)の詐欺被害を防止したと発表した。

AIを活用したリスク管理ツール「Visa Advanced Authorization(VAA)」による金融機関の詐欺被害の抑止効果をまとめたもの。VAAは、Visaのグローバル決済ネットワークVisaNetにおける取引承認をリアルタイムに監視。金融機関は新種の不正パターンや傾向を迅速に特定し、対策を行なえるという。

2018年にVisaNetで処理された加盟店と金融機関の間の取引件数は1,270億件。金融機関が不正な取引を迅速に特定・防止しながら、正当な利用を承認できるよう、AIにより1件あたり1ミリ秒の速さですべてのVisaNet取引を解析した。

VAAでは、機械学習モデルにより、行動、パターン、500種類以上のリスク属性などの不正利用の指標をリアルタイムに各取引につき約1ミリ秒で評価。リスクスコアをカード発行会社と共有し、取引の承認、拒否を判断するほか、カード会員への対応のため取引にフラグを立てることができる。不正取引の防止により、金融機関や加盟店のリスク抑制が図れるほか、カード会員についても、真正利用阻害によるストレス減少が見込めるという。

Visa’s artificial intelligence (A.I.) for payment authorization and fraud detection