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風と音を抑えた寝室用パネルエアコン「眠リッチ」

大和ハウスグループのフジタと、住宅設備機器メーカーの長府製作所は、寝室用パネルエアコン「眠リッチ」を共同開発。6月12日に発売する。

眠リッチ(ネムリッチ)は、送風を用いず、赤外線を利用した放射冷暖房システムを採用。赤外線の効果により、体の冷やしすぎや熱しすぎを防止し、睡眠中の身体に負担をかけない温度管理ができるという。

システムは、熱エネルギーを持つ空気をゆっくりと放出する「ハイレンジ・薄型ヒートポンプエンジン」と、熱エネルギーを赤外線に変換する「サーモテックファイバーパネル」の組み合わせ。サーモテックファイバーパネルが空気の熱エネルギーを赤外線に変換しながら放射し、室内の物体を直接加熱・冷却する。

赤外線を使用することでベッド上全体をムラなく冷暖房できるため、表面温度を均一化するとしている。

風を利用しないため、風が直接身体に当たることによる冷えすぎや乾燥といった負担を防止。また、部屋のベッド・壁・床に蓄熱されるため、急激な温度変動を起こすことなく室温が安定。短時間の激しい温度変動による睡眠の質への悪影響を抑えるという。

さらに、低速ファンを使用することで、環境省が定めた睡眠時推奨基準35dBAをクリアする騒音レベル30dBA(目安:郊外の深夜)以下を実現。風によるストレスに加え、音によるストレス軽減も図られている。

全国のマンションや戸建住宅などへ導入を目指すほか、全国のデベロッパーや住宅メーカー、ホテル、医療福祉施設等の事業者および、一般消費者への提案を進める。現在は、大和ハウス工業の戸建住宅展示場「xevoΣPREMIUM 高崎駅前住宅展示場」(群馬県高崎市栄町22-34)にオプション設備として導入している。

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