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住信SBIネット銀行と日立、AI審査サービスで合弁会社

住信SBIネット銀行と日立製作所は30日、AI審査サービスを提供する合弁会社Dayta Consulting株式会社を設立した。

Dayta Consulting(デイタ・コンサルティング)は、「day(日々)」と「data(実績)」に由来。資本金は5,000万円で、持株比率は住信SBIネット銀行が60%、日立が40%。

新会社では、地域金融機関などに対し、稀な事象の発生を予測する日立の人工知能「Hitachi AI Technology/Prediction of Rare Case」と、住信SBIネット銀行のデータハンドリング技術・ノウハウを組み合わせたAI審査サービスを提供、地域創生に対する取り組みや業務効率化等を支援していく。

AI審査サービス事業は、住宅ローンを対象に10月から提供開始予定。AI審査モデルで算出した個別ローンのPD(債務不履行の確率)を金融機関に提供する。その後、カードローンやトランザクション・レンディングなど、対象範囲の拡大を検討していく。

また、AI審査サービスを利用する金融機関に対し、与信戦略策定の支援など、コンサルティングサービスの提供も予定している。