たのしいAQUOS

アメリカでAQUOS CRYSTALを購入!

2015-01-21 Reported by 法林岳之

昨年8月に国内でソフトバンクから発表されたAQUOS CRYSTALは、日本だけでなく、ソフトバンク傘下の米Sprintなどでもほぼ同じモデルが販売されることが合わせて発表されていた。なかなか米国で販売されているところを見る機会もなかったけど、1月6日から米国ラスベガスで開催されている「2015 International CES」の取材でラスベガスに来ていたため、取材の合間を縫って、現地の家電量販店を訪ねてみた。

ラスベガスにはいくつか家電量販店があるけど、今回は滞在先から近く、規模も大きい「BEST BUY」でチェックしてみた。BEST BUYは米国最大級の家電量販店のチェーンで、全米各地に店舗を展開している。ボク自身もここだけでなく、ニューヨークやサンフランシスコの店舗を訪ねたことがある。米国の量販店らしい巨大な店舗に加え、ショッピングモールにも「BEST BUY mobile」などの小規模の店舗を出店している。

はたしてAQUOS CRYSTALが販売されているのか、チェックしてみた

BEST BUYに出向き、早速、携帯電話&スマートフォンコーナーをチェックしてみると、黄色いパッケージが目立つSprint版、オレンジとグレーのパッケージのboost mobile版がそれぞれのコーナーのボードに提げられて、販売されていた。展示コーナーに飾られていたのはモックアップだったけど、画面サイズが大きいし、他機種と比べても存在感は圧倒的。

黄色いパッケージが目立つSprint版AQUOS CRYSTAL。本体価格は149ドル99セント。プリペイドのパッケージで、35ドルのチャージで、1GBまでデータ通信が利用できる

展示スペースに設置されていたのはモックアップだったけど、周囲の機種に比べ、画面がひと回り大きく、目立つ存在

オレンジ色が目立つパッケージのboost mobile版AQUOS CRYSTAL。こちらも149ドル99セント

展示スペースにはモックアップが設置されている。見た目は日本で販売されているソフトバンク版AQUOS CRYSTALとほぼ同じ

販売価格はどちらも149ドル99セントだけど、いずれもプリペイドのパッケージなので、実際に使うには以下のプランから選んで、利用料をチャージする必要がある。今回は短期間の滞在なので、Sprintの35ドルのプランを選び、店員さんにお願いして、開通してもらった。

料金 通話 SMS データ通信
35ドル 無制限 無制限 1GB
45ドル 無制限 無制限 3GB
55ドル 無制限 無制限 6GB

開通したSprint版AQUOS CRYSTALを受け取り、日本のAQUOS CRYSTALと同じように、「バリバリ使うぞ」と言いたいところなんだけど、実は米国で販売されているAQUOS CRYSTALは、国内でソフトバンクが販売するAQUOS CRYSTALと基本的に同じ仕様ながら、日本語表示に対応していないため、言語は英語とスペイン語しか選べない。もちろん、ブラウザで日本語を表示することはできるけど、次期モデルでの対応に期待したいところ。ただ、ラスベガスでSprintの4G(LTE)ネットワークにも接続することができたし、日本のモデルと同じように、快適に使うことができた。

Sprint版AQUOS CRYSTALを購入し、店員さんにアクティベーション(開通作業)を手伝ってもらい、無事に使えるようになった! ただし、英語版だけど……

パッケージと本体。左端のRefil Cardに記載されているコードを入力して、残高をチャージする

一方、2015 International CESのシャープブースでは、液晶テレビ「AQUOS」の新製品などと共に、AQUOS CRYSTALが出品されていた。タッチ&トライコーナーには実際に操作可能なAQUOS CRYSTALが並び、説明員のガイダンスを聞きながら、多くの来場者が興味深そうに本体を触っていた。やはり、フレームレス構造は他機種にないものであり、手に持ったときのインパクトはこちらの人にも共通するようで、自分が持っている機種と見比べながら、説明員の案内に聞き入っていた。

日本では日本仕様を盛り込んだAQUOS CRYSTAL Xが発売され、好調なすべり出しのようだけど、米国でもAQUOS CRYSTALは発売から数カ月が経ち、着実に市場に浸透しつつあるようだ。

2015 International CESのシャープブースには、AQUOS CRYSTALのタッチ&トライコーナーが設置されていた。来場者が説明を受けながら、さまざまな機能を体験していた

AQUOS CRYSTALは、CESが選出する「CES Innnovation award」にて日本メーカーの製品としては唯一受賞している(Wireless Handset部門にて受賞)。


法林 岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 8.1」をはじめ、「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-01F 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるゼロからはじめるタブレット超入門 Android 4対応」「できるポケット au Androidスマートフォン 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるWindowsタブレット Windows 8.1 Update対応」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら