たのしいAQUOS PHONE

大画面☆マニアの西川善司、ワールドカップで「AQUOS PAD SH-06F」のテレビ機能にハマる

2014-08-15 Reported by 西川善司

「AQUOS PAD SH-06F」を借りている間、サッカーのFIFAワールドカップ2014が開幕した。今年の開催はブラジルで、時差は12時間。昼夜逆転の時刻なわけで、ライブ放送は日本時間では深夜か早朝ということになっていた。

筆者は仕事が佳境になると昼夜が逆転するので、ある意味ブラジル時間で過ごすことも多いし、昨年から健康のために深夜の公園をウォーキングする習慣になっている。

そう、ワールドカップのライブ放送が、ちょうどこの深夜のウォーキングの時間帯と重なったのだ。

というわけでワールドカップ会期中は、それこそほぼ毎日深夜の公園に赴き、ウォーキングをしつつ、時々休憩がてら、真っ暗闇の中でスマホを取り出してテレビアプリを起動し、サッカー観戦をする……という日々を繰り返していたのであった。

ポータブルテレビとしてのSH-06F

前回の記事で、筆者は今、自腹購入の私物として6.4インチの大画面スマホ(ファブレット)を愛用している旨を報告したが、この6.4インチの愛機にもテレビ機能は備わっている。ただ、ワンセグとフルセグ両対応なのはいいのだが、受信アンテナは本体に搭載されておらず、ヘッドフォンジャックに専用アンテナケーブルを接続してやらないとほとんど受像ができない。

たとえアンテナケーブルを接続しても、地理的要因も多いとは思うのだが、ワンセグとフルセグを行ったり来たりして安定しないことも多かった。

そんな矢先、ワールドカップも会期中盤になった頃、このSH-06Fを借りられたので、私物の6.4インチ機種と7インチのSH-06F、2台の大画面端末を携えて深夜のウォーキングに繰り出し、真っ暗闇の公園で見比べる日々が続いたのであった。

SH-06Fには、引き出せば全長15cmにもなるテレビアンテナが搭載されており、筆者の私物6.4インチスマホのようにアンテナケーブルを接続する必要もなくテレビが見られる。しかも受像品質はかなり安定しており、筆者が普段使用している機種のようにワンセグ-フルセグを行ったり来たりもしない。

アンテナを内蔵するSH-06F。伸ばしてテレビ視聴すればフルセグも安定しやすい

筆者の使用機種は別途アンテナケーブルを接続しなければ視聴が安定しない……(というかほとんど映らない)

6月20日の朝7時開始の日本-ギリシャ戦は走行中の電車の中で見ていたのだが、アンテナを引き出していれば、筆者の6.4インチ機種よりも明らかにフルセグでの受像割合が多かった。

結論として、SH-06Fは、AQUOSブランドの名に恥じないテレビ性能を持っていると言っていい。

それと、テレビ視聴や、Webブラウジングなど普通のオペレーションを行なったときのバッテリーの保ちも、SH-06Fの方が良かったことも付記しておこう。これは、SH-06Fが省電力性能に優れたIGZO液晶ディスプレイを採用しているからだろう。

……というわけで、日が進むにつれ、ウォーキング×ワールドカップ観戦にはSH-06Fだけを持ち出すようになっていったのだった。

ちなみに、この「深夜の真っ暗闇の公園でのウォーキング×ワールドカップ観戦」は、ほとんど他人に遭遇はしなかったのだが、もしかしたら観戦に夢中で、気が付かなかっただけかも知れない。もし近所で「大画面端末を2台も操る中年の霊が出る」という噂が立っていたとしたら、それはワタクシです(笑)。

「ミニアプリ」機能を使えば、Webブラウジングなど他の作業中にもテレビや動画をウィンドウとして同時に開いておくことができる。ウィンドウのサイズも自由に調整可能


西川善司

大画面映像機器評論家兼テクニカルジャーナリスト。大画面マニアで映画マニア。本誌ではInternational CES他をレポート。僚誌「GAME Watch」でもPCゲーム、3Dグラフィックス、海外イベントを中心にレポートしている。映画DVDのタイトル所持数は1,000を超え、現在はBDのコレクションが増加中。ブログはこちら