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全体的にオッケー!! 欲しいかも!!
〜ソニー ボイスレコーダ ICD-MS1〜


■ ボイスレコーダ買っち……むむむ!!

ソニー ICD-MS1
標準価格33,000円。メモリースティック対応ボイスレコーダ。イマドキのボイスレコーダーとして超コンパクトというわけでもないが、ソフトが標準添付なのはパソコンユーザーにとって魅力

 先日、当サイトの新型ザウルス(MI-C1)の連載記事のバナー(ていうかタイトル!?)を描いてくださっているイラストレータ(ていうか画家!?)の金子ナンペイ氏と、LAOXに行った。金子氏、最近欲しいモンがいろいろあるけど、電気製品市場はどんな感じになっているかよくわからないので、いろいろ教えてちょんまげって感じで、俺を引っ張ってLAOXに出向いたのであった。

 店内をいろいろ見ていると、金子氏、何度も「むむむ!!」と叫んでいる。ミニコンポを見て「むむむ!!」、サラウンドシステムを見て「むむむ!!」、パソコンを見て「むむむ!!」と叫ぶ。なんか妙にうるせぇので聞いてみた。

「金子さん、ねえ、その、むむむって叫ぶのうるせーんですけど何なんですか?」
「えっ、あっ、ボク、叫んでますぅ? ていうか欲しいモノばっかりでどうにかなりそうって感じ。全部よこせって感じ。盗んでやるって感じ。お金なくなりそーって感じ」
 とのこと。すげー欲しいモンがあると思わず「むむむ!!」と力みつつ叫んでしまうのだそうだ。俺もこの「むむむ!!」の気持ちはわかるが、物理的にホントに声帯を震わせて「むむむ!!」って言ってる人は初めて見た。

 ともあれ、金子氏がやたら「むむむ!!」と叫ぶのを見て、なるほど他人の物欲をかいま見るのってけっこうおもしれーなと思った。で、俺の方はどうかと言えば、その日に限ってなーんかこう、いまひとつ物欲がわかないのであった。でもなんかこう、金子氏だけ物欲炸裂状態で、俺が物欲消沈状態ってのも、妙に残念だ。なので、ありったけの集中力を動員して物欲を喚起して「俺が欲しいのは何なのだー>俺!!」と問い質してみたところ、俺の中からチョロチョロっと、ボイスレコーダに対する物欲が滲み出た。

 そしてボイスレコーダコーナーに向かったところ、ちょっと欲しい感じの比較的軽度の「むむむ!!」製品を発見。だがその直後、金子氏が宇宙最小のポータブルMDを見て本日最大の「むむむ!!」を発声。金子氏の最強に強まった物欲「むむむ!!」サウンドにより、俺のささやかな物欲は吹き飛ばされてしまった。そうだ俺はボイスレコーダ買……やっぱいいや〜、みたいな感じで終了した。


■ むむ!! むむむ!!

 いきなり話は変わるが、ソニーのメモリースティック対応のボイスレコーダ(ICレコーダ)のICD-MS1という製品を入手した。何となくボイスレコーダに微細な未練を残していた俺に、担当編集者のクドーさんが「ソニーのメモリスティックICレコーダとか興味ありますぅ?」とか言うので、「え〜あ〜なんか興味少しありますぅ〜」などと低テンションの返答をしておいたら、「クドーさんが編集部用に買ったICD-MS1が送られてきたのだ。つまり借りたわけ。

 俺はこれまでボイスレコーダを何台か使ったが、結局のところ、現在はオリンパスのVoice-TrekのD1000を使っている。D1000は独自の交換可能なメモリを使うボイスレコーダで、操作性も性能も上々で、特に問題がないので、まーコレでいーしな〜という気分。特に新しいボイスレコーダが欲しいとは思わなかった。まあ、そろそろ新しいの買おうかな〜という気分ではあるが、別に買わなくてもいいんだよな〜という気分でもある。前述のように、ボイスレコーダに対する俺の物欲は、金子氏が発する「むむむ!!」な叫びで飛ばされてしまう程度の、弱々しいモンなのである。

 そんなところへ来て、ソニーの新型ボイスレコーダ。借りたはいいけど、実はあんまり興味ないかも〜、テンション低い記事になるかも〜、ダメかも〜という危惧が。速攻で返却しよーかなーとか思ったりもした。が、多少の興味はあったし、とりあえず使ってみることに。

 比較的やる気なしモードで、ICD-MS1を開封。電池を入れ、メモリスティックを装填、声を録音してみた。で、その声を再生したら、久々の「むむむ!!」が!! ん!! これはイイ音してる。つーかテープ並みの音質出てないコレって!? という印象だ。そんな感じでICD-MS1をイロイロ実験していると、このボイスレコーダ、むちゃくちゃイイ製品に思えてきた。すげーいーかも!! 欲しいかも!! と、久々に物欲が高まってきた俺であった。


■ パソコン野郎は要注目のICD-MS1

 ICD-MS1は、前述のようにメモリスティックを記憶媒体として使うわけだが、さて、実際どのくらいの長さの音声が録音できるかと言うと、以下の表のような感じ。

モード/容量4MB8MB16MB32MB64MB
SPモード約15分約31分約63分約129分約259分
LPモード約31分約65分約131分約267分約537分

 ICD-MS1の良いところその1。前述のように音が良い。他者の最新型のボイスレコーダと比較したわけではないのでキッパリとは言えないが、一世代前のボイスレコーダと比べたら確実に音がイイ。ICD-MS1には、SPモード(標準録音用)とLPモード(長時間録音用)のふたつの録音モードがあるのだが、SPモードだと、前述のようにテープに迫る音のクオリティが感じられる。

 周波数特性を見ると、SPモードで240〜4800Hz、LPモードで240〜3200Hz、どー考えてもテープに及ぶはずがない。が、音が良く聞こえるのだ。マイクやスピーカの品質が高いのか、それとも音声圧縮方式がいいのか、とにかくクリアで聞き取りやすい音に録音できる。例えば、マイクに向かって自分の声を録音すると、リップノイズまでキッチリ録音されているイメージ。声質が似た人の声を録音しても、聞いただけで誰が話したのか判別できそうだ。ただ、LPモードだと、大してイイ音じゃぁ録れない。LPモードにおいては、妙にガサガサしたノイズが聞こえる。

 良いところその2。録音用メモリとしてメモリスティック(一般のメモリスティックもマジックゲートメモリスティックも使用可能)である上に、ICD-MS1で録音した声をパソコン上で扱うためのソフトウェア(Memory Stick Voice Editor、Windows 95/98用)が付属している点。近頃のボイスレコーダは、パソコンに音声データを転送可能なものが増えているが、でもたいてい“パソコンリンクキットは別売です”みたいなコトになっているのが、どーもめんどー臭ぇ。でもICD-MS1なら、買ったその日からICD-MS1本体とパソコンとの両方でお仕事(お遊び!?)できちゃうわけだ。手っ取り早くて良い。

標準添付のソフト「Memory Stick Voice Editor」

 このソフト(Memory Stick Voice Editor)でできることは、パソコン上での.msvファイル(メモリスティック独自の音声ファイル)、.ics(ソニー独自の音声ファイル)、WAVファイル(8/16ビット)の再生等。ICD-MS1で録音した音声は.msvファイルとしてメモリスティック上に保存されるが、通常はその.msvファイルを再生するためにこのソフトを使うというわけだ。また、.msvファイル←→.wavファイルの変換などもできるので、ICD-MS1で録った音をメールで送るなどの用途にも向く。

 それから、ICD-MS1は、録音した音声ファイルや、その音声ファイルを格納するフォルダに名前を付けられるのだが、ICD-MS1本体だけでファイル・フォルダ名を設定した場合は、半角カナもしくは英数字のみの名前になる。が、MemoryStickVoiceEditorを使うと、これらの名前に全角の日本語を使えるようになる。具体的には、パソコン上でフォルダ名やファイル名を設定し、設定するとICD-MS1上で日本語のフォルダ・ファイル名の表示ができる。名前の日本語表示は、ボイスレコーダを備忘録的に使うにも、取材に使うにも、あるいは遊びで楽しむにも、かなり便利で現実的な機能だ。

 その他良いところとして、ICD-MS1がデジタルVORに対応している点。VORは自動音声録音開始機能で、つまり音がしている時だけ録音する自動録音機能だ。VORを使うと、例えば会議中、会話がある時だけ録音され、シーンとしちゃった時は録音を自動的に中断してくれる。要するに無用な無音部分を省いての自動録音が可能なので、その分、メモリも節約できるし、再生時にも無駄な再生時間が省けて便利なのである。

 VORと同等の機能は、かなり以前から存在し、カセットテープレコーダなんかにも搭載されていた。が、テレコなどのアナログな装置でこういう機能を使うと、多少の問題が出る。例えば、話し声Aがあって、無音状態があって、話し声Bがあった場合。テレコなんかだと、話し声Aが録音され、無音状態は録音されず、次に話し声Bが録音される。でも実際は、話し声Bの頭の一瞬の部分が録音されなかったりするのだ。テープが物理的に回転し始めて録音を開始するまでに僅かのタイムラグが発声するからだ。

 ところがICD-MS1のデジタルVORだと、この一瞬の録音漏れがない。詳しいことはわからないが、音が始まった瞬間からキッチリと録音され始めている。大したモンだと言えよう。ていうかインタビュー取材とか会議とかではこの“音の頭が切れないVOR機能”、マジで重宝すると思う。



■ 全体的にオッケー!! 欲しいかも!!

 俺としてはLPモードはイマイチっていうかイマサンっていうか音が悪いので、SPモードだけで使いたい気分。すると64MBのメモリースティック1枚で4時間以上録音できる。バッテリーは単4形アルカリ電池2本で、連続録音約5時間(連続再生は約4時間)。かなり実用的な感じだと言えよう。やたら長い会議とか取材でも、予備のメモリースティックもう1枚と予備の単4形アルカリ電池2本を用意すれば問題ナシな感じ。サイズ的にも、今時のPHS程度って感じで、非常に小さい。この辺も、常時携帯したいアイテムとしてはナイス。

 ボイスレコーダとしての機能は、前述のように音がいいこと、デジタルVOR搭載、パソコンとの連携など、満足できる点が多い。フォルダ別に音声を整理できたり、メニューの表示などもわかりやすくて使いやすい。音声の早送りとか、再生速度の変更とか、マイク感度調整とか、クルクルピッピのジョグダイヤルによる音声ファイル選択・再生など、細部の使い勝手もこなれている。機能的には文句を付けたくなる点は特にない。ていうか十二分に強力で使いやすい機能を搭載していると言えよう。

 使用感は、これはまあまあ。なのだが、いくつか、しっくり来ない点もある。ひとつは、青いバックライト液晶。初期のEZアクセス対応cdmaOne端末の液晶みたい、と言ったらわかりにくいか!? わかりにくいっスね。通常のバックライトが点灯していない状態なら見やすいのだが、何か操作するとバックライトが点灯し、液晶の地が薄い青、文字が青となり、ヤケに見にくくなる。この液晶は見にくい。カッコイイ感じはするけど、見にくくて疲れてくる。

 あと、これは俺だけが感じるコトかもしれないが、本体右側に集中したボタン類に、ちょっと違和感が。右利きの俺としては左手で使いたいような気がするのであり、そうなるとジョグダイヤル等のボタン類はやっぱり左手親指で動かしたい感じなので、どーせ集中するなら本体左側にボタンを並べて欲しかった感じ。ま、右手で使えばいーんですけどね。でも右手ってけっこう手が離せない状態ってことありません? ハンドル持ってるとか、ペン使ってるとか、マウスいじってるとか……。
 ちなみに、左手で持って使った場合、まあ慣れればこれでも使いやすいのだが、最初のうちは左手の人差し指と中指がなーんかこうぎこちない動きをするのと、どのボタンがどの機能かを確認するために本体をクルリと横向きにする必要があったりした。

 あとは特に違和感がなかった。ていうかですね、コレは非常に欲しくなったわけですよ俺としては。つーわけで、これからヨドバシのWebとかにアクセスして買ってしまうかもしれない。買うかも。買っちゃうかも〜。そんな感じのICD-MS1であった。


◎関連URL
ICD-MS1のニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/199909/99-0930/index.html

(スタパ齋藤)
2000/01/24


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