【レビュー】スマホ撮影派にオススメ、粘着ジェルで固定するフィルター的レンズ

2013年6月25日

スマホ撮影派にオススメ、粘着ジェルで固定するフィルター的レンズ
「スターバースト」など12種類

「DN-84088」は粘着ジェルで取り付けるタイプのレンズ拡張製品群で、12種類が用意されている

今回のアイテムは「粘着ジェル固定式カメラレンズストラップ DN-84088」。その名の通り粘着ジェルで固定するため、多くのスマホやタブレット、フィーチャーフォンに対応できるというカメラレンズだ。

タイプが異なる12種類が発売されており、それぞれ269円（税込）と安いのも魅力。

カメラの前にセットするフィルター的レンズ

この製品、先端部がカメラレンズ、その先は伸縮式のストラップになっており、スマホなどにあるストラップホールを利用して持ち運ぶことになる。

スマホ用レンズは多々登場しているが、専用ジャケットが必要であったり、特定の機種のみに対応というものが多く、汎用的なものは少なかった。その点をカバーしているのがこの製品。粘着ジェルが用意されており、それを利用することで大半のスマホに取り付けることが可能になっている。ただし、完全にハンズフリーになるわけではなく、軽く手で押さえるだけ済む、と考えたほうがいいだろう。また粘着ジェル用の保護カバーもあり、粘着ジェルが汚れにくく、その点を気にせず持ち運べるのはメリットといえる。

仕組みとしてはすべてのスマホに対応しているが、カメラ周辺が盛り上がっているタイプや、大型レンズを搭載した機種は、撮影時にレンズの端っこが写り込む可能性がある。手元の機種で試した限りでは、iPhone 4S/5のレンズ（iPhone 5のレンズ部の直径は約5.5mm）が前提になっていると思われ、AQUOS PHONE EX SH-04E（直径約8mm）では四隅にケラレのような具合で本製品が写り込んでしまった。といっても、クロップしてしまえば問題はないので、気持ち気をつけるくらいでいいだろう。


iPhone 4Sにセットしてみたところ。フィット具合から、iPhone 4S/5前提のものと思われる	AQUOS PHONE EX SH-04Eにセットしたところ。カメラ周辺が平らであればまず取り付けに問題はない	レンズごとに色とレンズ形状が異なるため、それで製品を見分ける必要がある

選べる12種類オススメは「クローズアップ」「スターバースト」

用意されているのは、ワイドアングル、ストレッチ、6ミラージュ、3ミラージュ、ハート/ブルー、スター/セピア、スターバースト、ビネット、スパーク、ポラライズ、クローズアップ、ソフトの12種類。効果は下記写真をチェックしてもらいたい。

在庫の関係で「ワイドアングル」「ストレッチ」「ポラライズ」はなかったのだが、ワイドアングルいわゆる広角にできるというもの、ストレッチはレンズの向きを変えることで縦長・横長にできるというもの。また、ポラライズは偏光レンズで窓ガラスなどへの映り込みを抑えることができる。レディを撮るケースが多く、かつその写真を渡すことが多いのであれば、ストレッチを持っておくと重宝することだろう。もしくは、その逆。インカメラにも使えるため、自分撮り用としても便利だろう。


クローズアップを使用したもの。iPhone 5の場合で約2cmまで寄ることができた。歪みもなく、マザーボード上のチップを撮りたい場合などに便利	「強いられているんだ！」な強調エフェクトになるものが「スターバースト」。デジタル処理でもよくあるものだが、だいぶ自然な感じになるため、出番が多そうだい	像を6つに分身させる「6ミラージュ」。「3ミラージュ」は3つに分身させるもの。使い所は難しいが、距離に応じてそれぞれの像の距離が変わるため、遊んだ写真用としていいかも


左が「スパーク」なし、右が「スパーク」アリ。クロスフィルターといってよく、光源をクロス状にしてくれるもの。夜景や点光源の多いところで活躍


「ハート/ブルー」は2種類のレンズがセット。ハートはハート型の切り抜きがあり、フレームっぽくなるものだが、どうも美味く形が出てくれなかった。ブルーは写真を青っぽくする単純なフィルターだ	「スター/セピア」も2個セット。スターはスター型の切り抜きがあり、特定部分を目立たせることができるようなのだが、ハートと同じく美味く行かず。セピアは文字通りのセピア調にしてくれるフィルターになる