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2012年5月18日

自宅でやろうぜ、川口探検隊!!
「フレキシブルマイクロスコープ DN-68630」で隅々まで見ろ!!

 

上海問屋が取り扱う多数の製品群から、注目の一品を紹介するこのコーナー。今回は指先よりも細いフレキシブルマイクロスコープで、普段は見えない場所をお手軽に確認できる「フレキシブルマイクロスコープ DN-68630」を紹介しよう。

ぐにぐに動くカメラ

フレキシブルマイクロスコープ DN-68630」は、全長約88cmのフレキシブルケーブル(蛇腹のアレだ)を備えたカメラだ。

レンズ直径は9.8mmで、本棚の間や排水溝内部など普段はチェックにしくい場所へのアプローチが行える。フレキシブルケーブルの根っこ、つまり本体部分には3.5型TFT液晶(解像度320×240ピクセル)があり、ガンタイプのグリップを握ってチェックしたい部分にカメラを送り出す。モニター部分は取り外し可能で、第3者にモニターをチェックしてもらいつつ、自身はカメラの操作もできる。またビデオ出力もあるため、地デジパネルなどへの出力や録画といった遊びもできるところもグッドだ。

レンズの解像度は640×480ピクセル。焦点距離は3~6cmで、たとえばPCケース内の状況を確認するといった場合、型番までもチェックできる性能を持つ。またレンズ周辺には2基の白色LEDがあり、光源を別途用意する必要もない。またレンズ先端部に取り付けるアタッチメントは3種類用意されている。フックとミラー、マグネットの3種でフックであれば、何かを吊してチェック、ミラーはカメラの取り回しが困難な場所を見たいとき、マグネットはネジなどの形状チェックといった使い方ができるだろう。

記録媒体はmicroSDカードで32GBまで対応している。動画撮影機能はあるが、ファイルサイズはそれほど大きくならないし、静止画でも1枚あたりのファイルサイズはほとんどが80KB未満になるため、すっかり使っていない2GBのmicroSDカードなどで十分だ。電源は単3乾電池×4。駆動時間はカタログスペック上で明記されていないが、現行のエネループ4本で2時間の動作を確認している。(液晶パネルに表示されるバッテリー残量表示からすると、3時間は動作するとみてよさそうだった。)

3.5型TFT液晶には、バッテリー残量とタイムスタンプがつねに表示される 直径9.8mmのレンズには、2基の白色LEDが搭載されている フレキシブルケーブルは全長約88cm。最小曲げ半径は4.5cm
電源は単3形乾電池×4を使用する 付属のminiUSB-microUSBケーブルで本体から3.5型TFT液晶をワイヤードで延長できるため、複数人でのチェック作業にも使える レンズ先端部に取り付け可能なアタッチメントは3つ。写真はミラー。もっとも使う頻度が高いのではないだろうか

買ったらまずは自宅探検からスタートだ

解像度640×480ピクセルと低いものの、状況把握には十分だし、ISOも高めだ。また撮影するというよりは、どうなっているかをチェックするのほうに好奇心が注がれるだろう。というわけで、AKIBA PC Hotline! らしい場所に潜入してみた。カンタンにいえば自作PCケース内。慣れてくるとわざわざ横倒しにしてケース内にアプローチすることもないし、1回組み上げたら、パーツ換装までは開けないという人も多いハズ。筆者もそうだが、もうすっかりパーツ換装もケースを立てたまま行う。

レンズの焦点距離は3~6cmで、マニュアルフォーカスではないため、微調整はできないのだが、見ている分にはフォーカスに対して不満が生じることはなかった。またケース内を撮影して「うふふ」したい場合は、3.5型TFT液晶と本体を取り外した状態のほうが手ブレが少なくていい。個人的には地デジパネルなどに表示させて、状況確認しながら進めて行くほうが雰囲気が出ていいと思う。

そのほか用途としては、本棚の隙間の汚れチェックや液晶モニターの裏側の配線チェック、アウトドアであれば虫の観察にも導入できる。防水機能は明記されていないが、多少は大丈夫といった印象だった。もちろんだが、水滴に対してなので水没はオススメしない。そろそろお子さんが大きくなったAKIBA野郎も多いと思う。夏の自由研究用に早期投入してみてはどうだろうか。またいつもはよく見えない場所をチェックして好奇心を満たすにもいいし、動画機能を利用して何かしらの資料を作成するといった用途にもピッタリだ。シンプル目的ながらライフスタイルに応じて用途は膨大にある製品なので、ガッツリ弄り倒してほしい。

そんなわけでPCケース内をさっそくチェック。動かすのもサイドパネルを取り外すのも面倒な自作野郎なので、サイドパネルをズラしただけ 同時に37インチの地デジパネルにも動画を表示していた 本体にモニターを装備させた状態でのシャッターは手ブレが生じやすいので、動画撮影時以外は付属のケーブルで別離させておこう
焦点距離は3~6cm。事前にフォーカスチェックがてら距離感を掴むといい 左の状態で撮影したもの。意外と細かいところまでわかる ケース内を進行しているところ。ふたりで「状況よーし!」などと遊びながらやっていた
吸気ファン周辺のホコリチェックにも使えることが判明。フィルターを付けていても気がつくとホコリが溜まっている。夏も近いから、掃除をせねば ケース内配線をくぐり抜けてマザーのプリント面を確認したところ。コンデンサーの状況チェックに向いているかもしれない ひとり頭皮チェッカーとしても使える。そろそろボーイたちもいい年になって不安ではないかね?

3.5型液晶ディスプレイ搭載 フレキシブル マイクロスコープ (蛇腹カメラ)
DN-68630 製品情報

http://www.donya.jp/item/21875.html

 

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