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2016年2月1日

タイムラプス撮影をよりダイナミックに、スマホ操作の回転式カメラマウントを使ってみた

 

 


今回は「タイムラプス撮影用 パノラマ回転式カメラマウント DN-13164」。

 今回のアイテムは「タイムラプス撮影用 パノラマ回転式カメラマウント DN-13164」。パノラマ回転でよりダイナミックなタイムラプス動画が撮影できるアイテムだ。販売価格は税込19,999円。

スマホで操作する回転台、回転スピードや角度も調節可能

 スマホの登場と対応アプリの登場でお馴染みになったタイムラプス。三脚に立てて、定点撮影が基本的な撮影方法だが、パノラマ+タイムラプスといった撮影方法もある。ただ、ブレなくキレイに旋回するものとなると価格が高くなってしまう。そこでオススメしたいのが今回のアイテムだ。パノラマ+タイムラプスをお手軽に撮影可能にする製品である。

本体自体はシンプルなデザイン ステータスランプは3つ。左からバッテリーランプ、電源ランプ、Bluetoothランプになる。またバッテリーは残量低下で点灯する
電源は単四電池×2。また、底部には電源オン/オフスイッチと三脚用のネジ穴もある。大きめの三脚を使用する際は先に電源を入れておく必要アリ

 製品自体は円柱状で、底部に電源オン/オフスイッチがあるのみで、あとはすべてスマホから操作する。接続はBluetoothで、専用アプリであるPan Lapseで操作する。Android版とiOS版のふたつが用意されているが、同アプリにはタイムラプス撮影の機能がないため、撮影をするためのスマホかタブレットが別途必要になってしまう。

 弊誌読者諸君であれば家に数台のスマホが転がっていると思われるので、余っているスマホを操作用とし、カメラ性能の高いスマホを本製品に設置するといいだろうか。また、耐荷重は1kgまでなので、軽量のデジタル一眼レフやコンパクトデジタルカメラ、アクションカムも視野に入れられる。

本体上部はスライドして、そこにスマホを挟める。厚み14mmまで対応 BlackBerry Passportをセットしてみたところ
本体上部を回すと、写真のようになり、デジタル一眼レフやコンパクトデジタルカメラもセットできる

 Pan Lapseの操作を見てみよう。設定項目はSpeedとInterval、Angleの3つ。Speedは1~10+Turboがあり、Intervalは1~240、Angleは360度まで対応する。旋回時間はSpeedとAngleの設定値で変化するが、たとえばSpeedをTurboに設定し、Angleを0(360度)とした場合は、1分12秒で1周するといった具合だ。アプリ上に旋回終了までの予定時間が表示されるので、それを目安にタイムラプスアプリの設定を決めていくか、その逆でアプリの終了時間に合わせて、Pan Lapseの設定を詰めるといいだろう。

 またスタートする向きは厳密には決まっていないため、セットしているレンズの向きを起点に考えればいい。動作しているかはオレンジ色の部分に黒い矢印があり、それで確認できる。

スタートは中央の「Stop」とある部分ではなく、左右の矢印。パノラマしたい方向に合わせてタップしよう。するとStopが点灯し、本体が動き出した合図になる 開始したら待っているだけだが、その間、スリープにしても問題ナシ。また、Bluetoothの圏外に離れても動作するが、たまに停止していたことがあったので、なるべく圏内にいたほうがいい
SpeedをTurboに設定し、90度動かして見たところ。Turboの場合、指定角度まで到達すると、自動的に折り返し動作を行なう

 耐荷重は約1kgとカタログスペックに表記されているが、ジャストに近いと挙動が怪しい印象があり、手持ち機材を組み合わせてみた結果、800g前後が無難な上限値だと判断している。また、防水性能の有無は記述されていないのだが、構造から本体を逆さにしないとオレンジ色のミゾから浸水しないような作りだ。ただ、軽い雨が限度だとは思う。雲台の部分を固定しなければOKなので、雨の日であればビニール袋を被せるといったことは可能なので、DIY製品で改良してみるのもいいだろう。

α7+CONTAX Carl Zeiss Makro-Planar T* 60mm F2.8Cでのテスト。風が強めで少し揺れてしまっている。また最初は左にスイングさせて、途中からいったん停止して、右に旋回方向を変更してみた
BlackBerry Passportでのテスト。Speed 1、Interval 1、Angle 90度の設定で途中まで記録したもの(撮影中に着信があり、タイムラプスアプリが途中で終了してしまったため途中までになっている)

 本製品はタイムラプス用だが、SpeedをTurboにした状態であれば、通常のビデオ録画によるパノラマ録画にも活用できるため、タイムラプスではなく、ゆっくりとしたパノラマ動画や、スマホのハイスピードカメラで撮ってみるのも面白いだろう。また軽量なカメラをセットするのであれば、斜めにパノラマさせてみるといったことも可能だ。Turbo時の往復する動作を利用して、イベント用の配信用ツールとしても活用するのもいいと、専用機と思いきや、発想次第で汎用性が生まれそうだ。

 ともあれ、タイムラプスでもっと遊びたいと考えているのであれば、本製品をチェックしてほしい。

タイムラプス撮影用 パノラマ回転式カメラマウント 『Pan Lapse』(DN-13164)
https://www.donya.jp/item/27478.html

 

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